医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

医療費の患者自己負担限度額

2006年07月29日 | 総合
来る10月から医療費の患者自己負担限度額が改正されます。自己負担限度額とは、各月ごとの医療費の自己負担に限度を定めているもので、患者がその額以上の医療費を各医療機関に支払った場合に、限度額を超える分があとで戻ってくるという額のことです。

これまでは、
上位所得者139,800円+医療費×1%
一般72,300円+医療費×1%
低所得者35,400円
高額長期疾病患者(慢性腎不全による透析、エイズ、血友病)10,000円
でした。

ところで、上位所得者というのはどれくらいの収入がある人を示しているのか興味がありませんか。それはずばり、

月収53万円以上の人

です。年収や納税証明書で証明される課税対象額などから算出されるわけではありません。

これが今年の10月からは
上位所得者150,000円+医療費×1%
一般80,100円+医療費×1%
低所得者35,400円
高額長期疾病患者(慢性腎不全による透析、エイズ、血友病)の上位所得者20,000円
高額長期疾病患者(慢性腎不全による透析、エイズ、血友病)の上位所得者以外10,000円
というように改正されます。

このように、医療費の無駄使いをどこかで抑制しないと、私たちが医療費に対して支払う負担額はどんどん増えていくのです。なんとかしなければいけません。

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