医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

日本もなかなか激しい(雑感その4)

2006年07月05日 | 雑感
帰国前夜、空港近くのホテルに泊まったときに撮影した町並みです。


帰国して間もないのですが、北朝鮮がミサイルを発射したり韓国がEEZを侵犯したりと、日本周辺もなかなか激しいですね。激しいと言えばこんな記事がありました。

医療過誤で22年余り療養生活を送り死亡したAさんの両親が、母校の大学に1,000万円を寄付。大学側は両親に感謝状を贈り、医療過誤に詳しい法律家を育てる研究所を来春、法科大学院に設置すると発表した。大学での会見に出席した父親は「勉強が好きだった息子は無念だったと思う。医療事故に詳しい法律家がたくさん出てきてほしい」と話した。大学側は寄付で基金を創設。法曹実務教育研究センター(仮称)では、弁護士に必要な面接や交渉の技術など実践的な教育や研究を行う。弁護士会と連携し、医療事故などの法律相談にも応じる。死亡したリンパ管腫のため病院で首の手術を受けた後、出血して容体が急変。呼吸困難から意識不明になり、重度の脳障害で寝たきりになった。Aさんと両親は同病院を管理していた国に賠償を求めてに提訴。地裁は病院側が適切な術後管理を怠ったとして、1億円余りの支払いを命じた。自宅に戻り療養していたAさんは昨年末に体調を崩し、意識が戻らないまま今年亡くなった。
(共同通信より引用、一部改変)

両親、御遺族の痛みには心から哀悼の意を表したいのですが、少し疑問なのは、1,000万円が医療事故を予防することを目的に寄付されているのではなく、起きてしまった医療事故をいかに裁くかということを主眼に寄付されていることです。日本もアメリカのようになっていくのでしょうね。私にとっては十分激しい記事でした。


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コメント (1)
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