Annals of Internal Medicine. 2004;141:846.から最新の報告です。
(インパクトファクター★★★★☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
Sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite.
この研究では、健康な男性12例を被験者として、エネルギー摂取量と身体活動量を一定に管理した状況で、2日間の睡眠制限(1晩4時間)と2日間の睡眠延長に被験者をランダムに割り付けました。被験者の平均年齢は22±2歳、平均肥満指数(BMI)は23.6±2.0 kg/m2でした。評価項目は日中における食欲抑制ホルモンである血漿中レプチン濃度および食欲増進因子であるグレリン濃度の推移ならびに空腹感と食欲の自覚的評価点です。
結果は、睡眠制限中に、食欲抑制ホルモンのレプチンは18%減少(P=0.04)、食欲増進因子のグレリンは28%増大(P<0.40)、空腹感は24%増大(P<0.01)、食欲は23%増大(P=0.01)しました。特に炭水化物含有量の多い高エネルギー食に対する食欲が増大しました。(増大幅33-45%、P=0.02)。
つまり睡眠不足では食欲が亢進し太るという事です。減量を勧める時は十分な睡眠も勧めた方がよいようです。
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結果は、睡眠制限中に、食欲抑制ホルモンのレプチンは18%減少(P=0.04)、食欲増進因子のグレリンは28%増大(P<0.40)、空腹感は24%増大(P<0.01)、食欲は23%増大(P=0.01)しました。特に炭水化物含有量の多い高エネルギー食に対する食欲が増大しました。(増大幅33-45%、P=0.02)。
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