梅の羽根木公園
とまりぎ
羽根木公園で梅まつりが始まったはずだと、京王井の頭線東松原駅で降りる。駅前商店街には「梅まつり」の旗が並んでいる。10分ほど歩くと公園の入口へ着く。梅はどうかと期待が膨らむ。
2月4日からとあるから、土日の人手はさぞ多かったことだろうと思いながら、公園の坂を上る。
ずっと先の梅の木の多いところを見るが、花がない。
休日に出る群馬県川場村のテントは静かだ。川場村には世田谷区の小中学校の林間学校があるから毎年ここが定位置になっている。
こりゃ平日は何も無いかと見ると、店がふたつ開いていた。聞くとやっているけどもう閉めるとのこと。氷雨の中、客が居なければ開けていても意味が無い。
ちょっとだけ咲き始めている。
ほかにもあるかもしれないが、確認したのは紅白一本づつだけだった。
これでは寂しいなと、テニスコートの脇を見たら花の咲いているのがある。よく見ると蝋梅だ。公園を通り過ぎると小田急線梅が丘駅が近い。
今年はいつもの年より暖かくなるのが遅いようだ。それでも今度の土日にはもう少し咲くことだろう。見物客のためにも、川場村の人たちのためにも、地元の店を開いている人たちのためにも暖かい春日であることを期待する。