
建設会社の研究所
とまりぎ
建設会社は多いが、今回は清水建設株式会社の技術研究所へ行く。江東区越中島にあって、東京メトロ東西線門前仲町駅と有楽町線豊洲駅が近い。近くには芝浦工業大学が移転してきている。
銀行の見学会に参加したのだが、都心に近いところに建設系の研究所があるのはめずらしい。
清水建設は1804年から200年以上の歴史があるということだから、江戸時代から続いている。建設会社は一般的に古くからあったのだろう。
研究所は1944年からとのことだ。
頂いた組織図によると、構造・生産技術、社会基盤技術、原子力技術、環境エネルギー技術、安心安全技術、高度空間技術、総合解析技術などに分かれている。
いつも快適な環境を提供する努力と、非常時の免震構造、長周期地震動対策、液状化対策、津波対策とエネルギーの自立確保に注力している。
エネルギーの自立確保では、太陽光発電、風力発電、ガスエンジン、蓄電設備、バイオマス発電などをマイクログリッド制御システムでコントロールする。
電気系の会社がそれぞれの開発を進めているが、建設会社がその有効利用を研究しているようだ。たしかに建設時から組み込んでいけば、効率がいいはずだ。
建設の現場でこれらの実用化は始まっているとのことだ。技術の進歩はここまでは来たな、という印象だった。