院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「読書法。」

2009年02月26日 06時27分31秒 | ノンジャンル
今年の32冊目。

「読んでいない本について堂々と語る方法」です。





読書という行為が聖なる不可侵なものとされる風潮の中、もしも

「読んでいて当たり前」とされる本を読んでいないとしてもそれは

全く恥ずべきことではない、ってなことです。


たいていの場合、周りも実は読んでないし、読んでも忘れてるし、内容を

人から聞いただけかもしれないし、そもそも精読していたとしても、

その読者の心の中の「その本」は他人と同じハズがないから。


この本そんなに厚い本ではないのだけど、実はちゃんと読もうとすると

結構やっかいなシロモノなのです。

先に書いた「話題の本を読んだという人も実は読んでなくて人から聞いただけ」

なことだってあるんですよ~というようなことを言いたいがために

古典や戯曲(読みづらいことこの上ない)を引用し、その物語の中の

エピソードを引き合いに出すのです。


別にその分かりにくいエピソードはいらないからパス!で、あんたの

言いたいことはなんなのさ?というような読み方をすると30分くらいで

読めちゃいます。


そして30分かけて読まなくても、院長の今日のブログを読めば、

もうこの「読んでいない本について堂々と語る方法」という本を精読した人と

大差ない感想が述べられてしまうもんです。


精読した人だって他の本を読みながら1週間もすればこの内容をザックリとしか

覚えてないんだから。