院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「麺打つ人」

2009年12月26日 07時02分36秒 | ノンジャンル
昨晩は我ら夫婦と院長の両親4人で食事をした。

いろいろなことが話題に上ったが、その中で、

今の仕事はなんとか細々とやっているが、今後も一生この仕事で

やっていけるという100%の保障はない、そんな話をした。


まぁ、どんな仕事でもそうだけどね、今後それで一生食っていけるなら

一番だが、保障は無い。

かといって、自分に出来る仕事なんて、今の仕事以外には無いし・・・

そんな流れで「あ、そういえば最近ラーメンを打ち始めた」と

やや冗談めかして言ったところ、奥さんと母から

「そんな!思いつきでラーメン屋やるとか言わないでよ、手伝わないからね!」と

反発を受けた。


奥さんは院長が冗談で言ってるのをわかっているけど、母は

「息子がよからぬことを考えている」と心配になったのかもしれない。


ただ、冗談は冗談なんだけど、今後の人生なんて自由なんだよね。

食っていけない商売にしがみつくより、自分に出来そうなことに対しては

もっと柔軟になってもいいと思う。

以前から言っていることだけど、「心にお守り」って意味で、

今と全然違うことしてる自分を想像するのも

決して悪いことではないんじゃないか。


ラーメン屋なんか、やらないよ。

でもやるとしたらこうしよう、あぁしよう、麺はどうしよう、

スープはどうしよう、内装はどうしよう、開業資金はいくら必要か、

そんなことをとりとめも無く考えるのは結構楽しい。

で、そういう姿勢でいることで、逆に今の仕事をずっと

続けていられるような気がする。


そんな話をした。


それを聞いていた父は真剣な顔で

「ラーメンで大事なのは麺よりもスープだ・・」と言った。


「お父さん、今そういう話をしてるんじゃないの」と母が突っ込みを入れていた。


院長も、「全然そういう話じゃないんだよ・・」と思いつつ、

「ん?ん?」と話の流れをつかめていなかった父を微笑ましく思ったのでした。