週末は、久しぶりに映画を見に行きました。リーアム・ニーソン主演のバイオレンス・アクションです♪
2014年のノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(原題:Kraftdioten・日本では劇場未公開)を、同じ監督さんがハリウッド・リメイクした作品。ちなみにオリジナル版では、ステラン・スカルスガルドが主演したそうです。
舞台はコロラド州デンバーと、その近くにある(架空の?)田舎町キーホー。地元で表彰されるほどの善良な市民で、除雪車の運転手をしているコックスマン(リーアム・ニーソン)は、薬物がらみのトラブルで、息子が殺されてしまいます。薬物の過剰摂取という死因に納得できないコックスマンは独自に調査を開始。
やがて地元の麻薬王バイキングの組織に誤って殺されたことを突き止めます。コックスマンは事件とつながる人物を次々と殺していきますが、バイキングが、それを敵対する先住民の麻薬組織によるものと勘違いしたために、やがてコックスマン、バイキング、先住民の3つ巴の戦いへと発展していきます。
温厚なおじさんが、突然スイッチが入って復讐の鬼となり、大暴れする...という、リーアム・ニーソンらしい作品。ワンパターンといってしまえばそれまでですが、安心して楽しめる作品でした。
本作はコメディ・テイストのバイオレンス・アクションで、おもしろいくらいに?人がバンバン殺されていきます。最初の方こそ、殺しの場面もちゃんと描かれていますが、そのうちにそれさえ見せずに名前とニックネームだけが表示されることも。^^;
雪の中西部が舞台ということもあって「ファーゴ」を思い出しました。エミー・ロッサム演じる凛々しい女性警察官も、どことなく「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドみたい。「ウィンド・リバー」を彷彿とさせる雰囲気もありますが、シリアスな部分はかけらもございません。^^;
オリジナル作品は北欧らしく、東欧マフィアとの闘いになっていたようですが、本作では先住民マフィアが絡み、アメリカらしい設定となっています。Indian (先住民/インド人)、reservation (ホテルの予約/先住民居留地)といった人種ジョークに思わずにやり。クライマックスの銃撃戦は、西部劇のようでした。
エンドロールが in order of disappearance となっていて、40人くらいの人物が殺された順に名前が消えていくのがユニーク。コックスマンと、バイキングの息子とのやりとりも、ほのぼのポイントとなっていてよかったです☆