世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

児童・生徒、教職員のための自殺予防研修

2008年06月01日 | 心の健康&自殺対策
今日の東京新聞の記事。



東京都は、自治体としては全国で初めて、「児童・生徒の自殺に
つながる兆候の見分け方や対応方法などをまとめたリーフレット」
を作成し、都内の小中学校や都立高校の全教職員に配布した、
ということが出ていました。

そのリーフレットの表紙がこれ。     
       ↓



このリーフレットの中には、これまで私が議会で訴えてきたことや提案
してきたことがたくさん載っています。

そして、何よりも強く訴えてきた「すべての教職員を対象として、自殺
予防に関する研修をすべき」ということが、このパンフレットにも載って
いました!!

東京都教育委員会から言われれば、地方自治体でも取り組みを開始
することでしょう。大きな前進だと思います。

でもでも、世田谷区においては、なんと、すでに先月(5月2日)、自殺
予防対策の研修が実施されているのです!!

その研修内容は以下の3つ
●「学校事故の防止」
●「自殺防止の観点からの学校経営の在り方」
●「教職員のメンタルヘルスについて」

これは、昨年の決算特別委員会(平成19年10月12日)で、若井田教育
長が「世田谷区立小中学校すべての校長、副校長を対象とした管理職
研修で、自殺予防の研修を実施する」と明言したことから実現しました。
(質問者:田中優子)

あの時の心ある答弁は忘れません!
(以下、ご紹介します)

◎若井田教育長 

我が国における自殺者数といいますと、平成十年に三万人を超えまして、
その増加は大変痛ましい大きな問題であると認識しております。

学校におきましては、教員が児童生徒理解に努めて、子どもの心に寄り
添うとともに、自殺の危険性や兆候を早期に発見し、スクールカウンセラー
や教育相談室などの専門家との連携を進めて、児童生徒の自殺予防を
学校全体で取り組むことはもちろん重要であります。

さらに、家族の一員が自殺した場合でも児童生徒の悲しみははかり知れ
ず、中高年の自殺が増加している現在、学校の管理職がそのような社会
状況や自殺予防について十分理解して学校経営に当たることは喫緊の
課題であると認識しております。

区教育委員会では、そういうようなことから、来年度から管理職研修に
おきまして、自殺の予防などをテーマに取り入れて研修を実施していき
たいと考えているところでございます。


…というわけで、おそらく、東京都のどの自治体よりも早く、世田谷区
において小中学校での自殺対策の研修が実施されたと思います。

ちなみに、研修項目3つ目の「教職員のメンタルヘルス」についても私は
これまで議会質問を重ねています。

このように、人の心や命を守る対策が今後どんどん広がっていくように
願ってやみません。そういう視点で、これからも頑張って活動していき
たいと思います。

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