混迷深まるタイの政情

皆様もご存知のことと思いますが、タイ・バンコク近郊のスワンナ
プーム国際空港が先月25日より1週間もの間占拠されていました。

帰国できない人々で空港はあふれかえり、観光客も来られない
状況が続いていました。

タイの、国レベルでの経済的打撃はものすごく大きいものと思われ
ます。（株価も暴落）

そして、やっと今日、タイ憲法裁判所が、昨年12月の下院選での
選挙違反事件に絡んで、ソムチャイ政権の最大与党「国民の力党」
など与党3党に対し、解党を命じる判決を言い渡しました。

判決に伴って、ソムチャイ首相ら3党の執行役員計109人に5年間の
政治活動禁止処分が下され、首相は失職して政権は崩壊した、との
こと。

スワンナプーム国際空港などを占拠していた反政府団体「民主市民
連合」は、これを受けて3日午前10時（日本時間同日正午）をもって
占拠を解除すると発表。日本人など各国旅行者に足止めを強いて
きた空港占拠は、ひとまず解決に向かうことになった。

…ということで、ひとまずホッとしました。

夫がバンコクで仕事をしていることから、ずいぶん多くの方々から、
「タイ、大丈夫ですか？」とご心配いただきありがとうございました。

実際には、空港や首相府などはあのような騒ぎで大変でもバンコク
市内は特に危険な状況ではない、という感じだったようです。

しかし、観光客が激減、という状況にはみんな参っていたようです。

今後、タイの政情がどうなるのか？…が心配ですが、一刻も早く、
まともな新政権が発足し、政情が安定することを願うばかりです。

あ、それって、日本でも言えることかしら…？？


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