昨日は、世田谷区立芦花中学校の公開週間の中で、来年度から
本格実施となる「ダンス必修」の授業を参観させていただきました。
ダンス必修は、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的ダンス(ヒップホップ)」
から選ぶことになっていますが、芦花中では、「現代的ダンス」を前倒しで
実施しているとのこと。
今回は、その専門的な教材を作成している「社団法人ストリートダンス教育
研究所」の専門講師が来ての指導の日でした。
写真中央にいらっしゃる黒いジャージの男性が体育の植松先生。
中学校体育は、武道も必修となるため、柔道も個人的に習いに行っていら
っしゃるという熱心な先生です。(専門はバスケットだそうです)
私も、昔、むかーし、公立中学校の体育教師だったので、今回のダンス必修
や武道必修という学習指導要領の改訂には興味があり、現場の先生方は
とても大変だろうなぁ…と思います。
特に、柔道は受身ができていないのに技をかけたら危険なので(死亡事故
もかなりある)、問題になっていますよね。
ダンスの場合は、そういう危険性はないかもしれませんが、男子も女子も
必修となると、全く教えたことのない先生にとっては、とても負担でしょう。
まあ、3つの中から一つ選ぶとしたら、私だったら、やはり「現代的ダンス」
を習いたいし教えたい、ですね。
「社団法人日本ストリートダンス教育研究所」では、正しく教えてほしいと
いう想いや、ストリートダンス(現代的ダンス)の歴史などについても知識
を持ってほしいということで、教材開発をされたそうですが、無料で教え方
の指導もしてくれるというところがすごいな、と思いました。
授業としての体育の意味は、体力をつけるという目的のほかに、中学校
を卒業してからの長い人生、生涯学習として、いろいろなことが楽しめる
ようになるために、ひとつでも多くのことを経験、体験しておくことが必要
だから、だと思います。
ぜひ、ダンスを楽しめる大人が増えるといいな、と思います。