7月12日午後1時30分〜3時30分、東京地方裁判所第527号法廷において、
「世田谷ナンバー問題損害賠償請求訴訟」の証人喚問が行なわれました。
平日にもかかわらず傍聴席は満席!
まず、原告側証人の私と、被告側証人の進藤商業課長(当時)が裁判長の
前に立って、嘘をつかないことを宣誓します。
まさにテレビドラマのような光景でした。
弁護士の先生方の進藤商業課長(当時)に対する尋問のカッコよかったこと!
あらためて不信感を持ったのは、
「世田谷ナンバーに関しての区民ニーズを調べるアンケート」のやり方に
ついて、区議会での答弁(内田産業政策部長(当時))は、
「区民意識調査とは異なり、委託ではなく職員で行なう。4000名の抽出は、
政策経営部等々と相談しながら、機械的に行なっていく。区民意識調査の
策定と同様な形を考えている」…と、答弁しています。
しかし、実際には、「富士通に抽出を委託していた」ことを平成25年5月
には知っていた、というのです!!
部長も課長も、議会ではそのことを隠し、正確に答えませんでした。
議会軽視も甚だしい!!
議会では納得いく答弁が得られなかったから、訴訟に踏み切ったわけです
が、裁判に訴えたことで、真実がわかってきました。
被告証人→原告証人、と、それぞれ尋問が続き、最後に、保坂区長の代理人
杉本秀夫弁護士から私への尋問のところで、傍聴席に爆笑が起こりました!
保坂区長の代理人弁護士が、「埋もれている世田谷区を全国に知ってほしい
と商店街の方は心から願っているんですよ!」というところです。
この言葉には心底驚きました。
傍聴席が爆笑の渦となってしまったのも当然ではないでしょうか?!
世田谷区はすでに全国で有名です。
全国どこに視察に行っても、「世田谷区からですか。いいところですね」と
言われます。
私は「え…、世田谷ってどこですか?」と聞かれたことは一度もありません。
裁判長に、「静かにしてください」と、傍聴者の皆さんは注意されてしまい
ましたが、、、。
保坂区長の代理人ということは、保坂区長の意思を代弁しているのでしょう
けれど、世田谷区のこと何もわかっていないのでは?という感じで、、、、
「まるでギャグみたいでしたね」とは、傍聴者の方の弁。
以下、保坂区長の代理人の杉本弁護士から受けた尋問(結構、強い口調!!)
と私の答え。(記憶の限り要旨を記したもので、この通りではありませんが)
↓ ↓ ↓
杉本弁護士「世田谷区に名所はありますか?」
私「等々力渓谷や烏山寺町などありますが…」
杉本弁護士「世田谷区の名産はなんですか?」
私「区民が選んだ世田谷土産などもありますが…」
(いったい、何が言いたのか質問の意味がわからない〜と思っていたら、、、)
杉本弁護士「全国に世田谷を知ってもらうことで、世田谷にたくさん人が来て
くれる。世田谷の名所や特産品を知ってもらえる!障がい者が作ったものを、
あちこちで並べていたって買ってもらえないんですよ。広がらない。もっと
知ってもらいたいという商店街の人たちの気持ちがあるのです。下北沢も開発
が進み、二子玉川などすごく変わりましたからね。そういうことも知ってもら
って、産業を活性化させたいと熱い気持ちなんですよ。そういうことがわかり
ますか」
私「さきほども申し上げましたが、車のナンバープレートと産業振興や商店街
の活性化、観光振興などにはほとんど効果がないということが第一次ご当地
ナンバーの自治体調査でわかっています。それよりも、例えば”LOVE世田谷”
とか、”下北沢”とか”二子玉川に行こう!”とか、ステッカーを作って、それを
売って、売り上げを商店街の活性化に使って、全国にアピールすればいい、と
いうことも議会で提案しています。世田谷区は商店街も工業地もありますが、
だいたいが住宅地ですから、商店街の方たちだけではなく多くの世田谷区民の
ニーズがどうなのかということが反映されるべきです」
(やりとりの状況説明、ここまで)
本当に、本気で、「世田谷ナンバー」にすればモノが売れる!と思っているの
でしょうか?
すでに、「世田ナンバー」が導入されて1年8ヶ月になりますが、そんな話は
全く聞いていません。
私が今回、一番強く裁判長と裁判官の方々に訴えたのは、以下です。
↓ ↓ ↓
私は議員なので、本来、議会質問でいろいろな問題を明らかにしていきたいと
考えていますが、訴訟まで起こしたのは、議会において全く納得のいく説明が
なされない、議会での限界を感じたから、やむなく訴訟を起こすに至りました。
今回のような不適切なアンケート調査によって、世田谷区の民意がつくられて
しまうことが許されたら、ほかのことでもいくらでも区長の独裁が起こり得る
と思います。区民の方は不正だと言っています。不正が行なわれ区政に対する
信頼が裏切られたことが何よりも大きな損害です。
最後に、被告側証人として出廷した進藤商業課長(当時。現烏山総合支所長)
ですが、傍聴者の方の感想を拝借すると…、
↓ ↓ ↓
「何を問われても”無作為抽出しました”と耳タコのように繰り返し、背後から
凝視していましたが、追い詰められていく様子がよくわかりました」とのこと。
「面白かった!」「2時間があっという間だった」と、傍聴にきてくださった
皆さんがおっしゃっていました。
傍聴席が満席という大勢の方に来ていただき、とても心強かったです。
有難うございました。
また「行きたかったけれど仕事で無理でした。頑張ってください!」という
メールを何通もいただきました。
みなさまに心から感謝申し上げます!!
次回は、9月27日(火)午前10時〜。「結審」されるとのことです。
結果がどうなるかわかりませんが、「世田谷ナンバー」導入には問題がある!
「品川ナンバー」を復活させたい!と思っていらっしゃる方、あきらめず、
希望を持って、引き続き頑張ってまいりましょう!!
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