@「日本の過去100年史は学校では学べていない」、幕末から明治・大正で隠したい歴史も多い時代だったと想像できるが、何故現代でもこの100年の歴史を学べないのか。それは政治家の意図とする「日本悪」が有る所為だろうか。徐々に解明される日本の100年史を読み、日本の過去から未来につなげるものを探してみたい。
『すべての人生について』浅田次郎
人生を支える母の言葉は、「男は一度別れたら、後ろを振り向くようなことをするもんじゃない」。作品を書く理由の一つは、「江戸と同時に消えてしまった、男気を平成の世に復活させたい」から。“饒舌型の作家”を自認する浅田次郎が、各界の著名人との真剣かつユーモラスな対話を通して、思いがけぬ素顔や含蓄ある人生哲学、創作の秘話を披露
- 「陳舜臣」
- 中国はアヘンで香港を失い、竜涎香でマカオを失った
- アヘンを流行させたのはデング熱・風土病を直すと言う噂
- 「渋谷百合」
- 張学良が「今語る日中戦争への道」蒋介石が恐れていた人物(空軍を持っていた)
- 日本の歴史教育でないのが過去100年
- 「張競」
- 浅田は中国には一度も行ったことがなく「蒼穹の昴」を書き上げた
- 革命というのは古い体制を壊す人と新しい世の中を作る人が別
- 蒋介石が敗れた理由の一つは学問がなくて知識人の指示が得られなかったこと
- 「津本陽」
- 龍馬の影響はジョン万次郎からが多かった「民衆の選挙」など
- 西郷隆盛の西南戦争「不兵士族の不満を一気に吸収して、一線と交え花と散る、これで自分の仕事は完成だ」(西南戦争の目的=大久保との確執)
- 山岡鉄舟の功績は勝海舟が名声を取る
- 「北方謙三」
- 沖田総司は陽気でだったが「結核」を患っていた。
- 近藤勇の最後はあっけなが、右手が使い得ない傷で諦めていた
- 「渡辺淳一」
- テーマ・ポイントは「そうか」と心に染みるように頷かせたい
- 短編小説の心構えとは、過去を振り返る部分が長いとつまらない
- 学校では小説の語句の説明や構成の解説は必要ない
- 「岩井志麻子」
- 東京と岡山の違いは東京は何でも受け入れてくれる、でも排他的、見栄っ張り
- 「宮部みゆき」
- 東京弁・江戸っ子「~馬鹿野郎」啖呵・喧嘩早い・切れやすい
- 「中村勘三郎」
- 東京弁「さぶい」ではない
- 前回の東京オリンピックで江戸の「男気」は消えた
- 「森永卓郎」
- 派閥争いで能力のある人は盗用されなかった
- アメリカは「サクセスストーリー」地位と収入がリンクする世界
- 「李登輝」
- 台湾で有名な日本人灌漑用水を建設した八田與一、新渡戸稲造、児玉源太郎
- 原敬「人間とはなんぞや」(派閥政府と戦う)
- 「武士道」の「死」と「誠」は儒教にはない「武士道というのは死ぬことと見つけたり」
- 「山本一力」
- 母の言葉「卑しいことはするな」
- 1つ目の前のものを片付けていかなければ前には進めない
- 「明日のことは患うな」トルコの格言「明日やれることは今日やるな」
- 小説は「美しく」「わかり易く」
- 「明日は味方」必ず明日には変わる
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