ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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補聴器の未来『骨伝導技術』

2020-07-14 16:16:00 | 最新技術(IT)で変わる事
@技術の進歩は日々躍進している。ここに紹介したのは補聴器がメガネに装着させた骨伝導技術の進化ものだ。 これだと老眼鏡としか見えず気軽に装着、それに見かけも悪くない。(アマゾンで販売中) 将来は多分もっとファッショナブルなものとシールのようなものが登場することに期待したい。


「闇商売」が作り出す金と権力『閨之陰謀』

2020-07-14 07:48:02 | 歴史から学ぶ
「闇商売」、江戸の「妾屋」と言う商売は将軍家も利用したと言う今で言う裏の人材紹介所である。 武家にとって継承問題は最優先、金・権力、あるいは陰謀が絶えない要である。 11代将軍家斉の53人の子沢山にはびっくりだが、その養親縁組を陰で支えるなど「妾屋」の人脈・人間関係は一つの権力としての地位を持っていたかもしれない。 恐るべし底身分の「妾家」、されど上位の極秘情報家だったことに改めて驚愕する。
『閨之陰謀』上田秀人
「妾屋」と言う商売は将軍、大名などの継承問題等闇の世界を多く作り出していた。逆にその裏を知る「妾屋」は武家の喉元を司る、決して敵には回せない情報屋だ。その「妾屋」の帳面を奪えば幕府、大名など強請もできると狙う金と権力を持った輩が出没する。
・「妾」を記帳した帳面を奪おうとする商売敵とその元締め(元皇子)、さらに八重を狙う伊達家老・家来両方から狙われる「山城屋」妾屋老舗主人昼兵衛、用心棒山形、読売家和津(密偵)、飛脚海老(密偵)が立ち向かう。
「妾屋」は江戸時代、武家における継承者、藩主等の側室、武士の身分を買う商家、武家との姻戚関係を結ぼうとする商家など闇の商売が繁盛していた。特に江戸・吉原を中心に商家が多く、特に大名等金と権力を持った相手への「妾」専門の商売が有ったと言う。実際、将軍徳川家斉など妾(側室)で53人の子に恵まれ、その子達を地方の大名に斡旋することもこの「妾屋」の役割だった、とある。
「吉原」とは家康が決めた特別区、現代で言う治外法権的地域(御免色里)で江戸奉行等の手が入らない無法地で吉原での犯罪は内輪だけのものとした。よっていかなる犯罪でも奉行がものを言う事はできない商圏であり「忘八」(花魁・妓を守る輩)等が身を守った。「吉原で世俗の権は意味をなさぬ。大門内は、殺され損が決まり。吉原の中で死んだもの、揉め事を起こしたものを誰も救えない。遊所での争闘など恥でしかないからな。もちろん妓を無礼打ちなどできぬ」
「寛永寺」徳川の一つの菩提寺は幕府・大名からのお布施と大名貸金があり武家の費用(参勤交代の費用、江戸屋敷の経費など)として貸し付けていた。大名から滞納の場合はその末寺などを閉門させる権利を有していた、とある。