@典型的な風刺描画の「黒人」を題材にした本に対する失意を持った小説家兼教授が、リベラルエリートたちに奇抜な風刺本を投稿すると意に反し売上に貢献、批評家にも高好評価されるというコメディドラマだ。人はイメージで創造し楽しむ世界が蔓延り悪くも良くも危険極まりない世界を醸し出している。現代、世の人々は喜怒哀楽に富んだ映画、動画など特に他人の苦しみ、悲しみを喜ぶ、正当な純情物、平凡物は好まない非日常の世界を映画、ドラマ、TV等に期待している。
『アメリカン・フィクション』2023年作
小説家兼教授のモンク(ジェフリー・ライト)は、退屈で不快な比喩に依存する「黒人」(メロドラマ的なプロット、無謀な父親、ギャングの暴力、ドラッグを揶揄した風刺小説)エンターテイメントから利益を得ている体制にうんざりしている欲求不満の小説家モンクを演じるコメディドラマだ。モンクはペンネームを使って風変わりな「ブラック」本を執筆、だが、その本は偽善と軽蔑する狂気の核心へと駆り立てるもので、ゴミ箱行きを覚悟だったが・・・意に反し、ある出版社が格別な価格を提案してきた。
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