@経済環境が良かった時代の所為なのか、「自分らしく生きる生き方」我儘ができた時代の世代だと感じる。だが二人の娘の結婚式に「暇だった来てもいい」は父親として、恥ずかしく、悲しい限りだ。最低限、父親として娘の門出に花向けできない「有名」(我儘・孤独)にはなりたくはない。文中にある「君が代」の意見にはなるほど!だ、と思う。
『六輔の生き方』永六輔
ー職業はと聞かれると「永六輔をやっています」と答える
肩書きが多く一言では言えない「有名人」タレント
ラジオタレント、作家、歌手、司会者など多くの団体の顔を持っている
ー実家は寺、高卒(大学は学費を払わなかった理由で卒業証書がない)、学童疎開
虚弱体質で病院暮らしが長く戦争で軍人になれず疎開、中学生からNHKのバイト
相当にマセた子供で友人が少なかったが辛いと思った事がないほどに 耳学問に専念
ー人生を面白くする方法
「風」を感じられるかどうかが人生の分かれ道・芸で物事社会を知る
(知識の習得:寄席・歌舞伎・浪花節・公団・落語・寄席)
面白いことは時間がなくなってもやってみる
好奇心旺盛(見て聞いて)・思い立ったらやってしまう精神
(テレビ開始と共に上方で芸を学ぶ・能・狂言・浄瑠璃・上方漫談等)
強い人とは喧嘩をしない
ー教養が深まる「笑」を磨く
「芸は批判に始まる」と劇場などに出かける見聞を広める(演劇・大道芸等)
「聞く立場」が基本として人との関係を築く
「笑う」ということへの興味が日常の人間関係、生活環境を変えた
ー人生の信念
面白くないこと、自分に興味のないことはすぐやめる、しない
自分が良いと思う意見を貫く(口喧嘩もする)
活字以上に人の発する「言葉」が重要だ(選ぶだけの表現力を持つ事が大切)
言葉の最初は相手の意見を「褒める」から始める
3ヶ月以上の先は考えないこと
イライラしないで相手の意見を聞くこと
世の中50年経っても実験ばかり(いつも新たな経験がある)
人を区別するが差別はしない
ー世の心配事
「言葉が一方的になっていくこと」(感情とか人間性が薄っぺらになること)
便利さの中で失われること・ものを知ること(IT化・情報化社会)
家族は「他人行儀」であれば円満(奥様は口とか文句を一切言わないできた人物)
二人娘の結婚式に言われた言葉「暇だったら来てもいい」は悲しすぎる
ー「君が代」はメロディーに合わせた歌詞が短く、母音が不自然で、意味がよく理解できないように家元制度を守るように都合よくできている
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