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リーダーシップの基本は部下を信頼し任せる『歴史を応用する力』

2025-03-05 07:35:07 | 歴史から学ぶ
中国呉漢王朝の光武帝(劉秀)などやはり人物に共通することは信用し、信頼される部下が多いことだ。その前の「項羽と劉邦」時代で20万人もの兵士を生き埋めに恩賞必罰が厳しい項羽など劉邦との格段の人格の差が天下統一できない理由でもあった。その劉秀の3つの言葉が気になった。「赤心を推して人の腹中に置く」銅馬を殺さず高位に取り立て、身を晒し信用を得た、「疾風にして勁草を知る」激しい風が吹いて初めてどの草が強いか分かる、「隴を得て蜀を望む」人間の欲望はキリがないものだ
『歴史を応用する力』宮城谷昌光
「概要」中国歴史小説の第一人者が、光武帝と呉漢、項羽と劉邦の生涯をたどりながら、ビジネスや人間関係における考え方のヒントを、具体的に平易な語り口で解説する。伊藤忠元会長、丹羽氏との対談も収録。文庫オリジナル。
ー光武帝・劉秀と呉漢
    夏王朝から後漢王朝(紀元前2070年~)「酒池肉林」紂王の悪辣を表現・快楽の表現
    殷王朝から周王朝(紀元前1046年~221年)800年続く戦国時代(春秋時代ともいう)
    その後秦の始皇帝が全国統一、始皇帝の死後、劉邦と項羽による前漢王朝をとなる
    25年に光武帝(劉秀)が後漢王朝を打ち立てる(日本は室町から戦国時代に)
    劉秀は王莽を圧制、王郎に奪われるが白衣の老人から更始帝を味方に光武帝として統一
        劉秀:人を赦し、恨みを返さない肝っ玉の大きな人物
    劉秀の3つの言葉
    「銅馬を殺さず高位に取り立て、身を晒し信用を得た」(赤心を推して人の腹中に置く)
    「疾風にして勁草を知る」(激しい風が吹いて初めてどの草が強いか分かる)
    「隴を得て蜀を望む」(人間の欲望はキリがないものだ)
    呉漢という男 (劉秀の情報参謀的役割・軍師を果たす)    
        亭長(町の警察署長)情報収集のため食客を養って王郎に疑問、劉秀に参画
        常に配下の兵に武器を手入れさせ常に油断をせず 猛烈な速さで出陣した
ー項羽と劉邦 (形式主義者vs老子思想家:劉邦は漢の高祖(農民から帝初めての皇帝)
    少年時代は家を手伝わず、遊び人(渡世人)、食客身分から沛県の亭長(40歳代)
    47歳の時に始皇帝が没、胡亥が皇帝になるが内乱が続き殺される
    48歳で挙兵(陳勝・呉広を傍観)感の良さで動く、県令を後ろ盾に沛県を守る
    韓の大臣の息子・張良が事務方軍師になり戦略を立てる
    「背水の陣」を謳った韓信戦略家軍師
    元楚の項梁将軍と組み、函谷関を閉めたことでの項羽に赦免(鴻門の会)
    宋羲・秦兵士20万人を生き埋めた項羽(56万の兵士)との戦いとなる
    項羽vs劉邦(恩賞と刑罰:負けは厳しく処罰vs賦役を免除、強制労働を許可)
    劉邦は思想的な垣根、感情的な好悪をあえて作らず老子思想を重んじた
            人間的な魅力持った劉邦は自立性を重んじ任せる(独創性や発想力)    
小林一三「一度や2度の失敗くらいで、挫けるものか」
丹羽宇一郎「社内の命令は言葉ではなく背中をみせ、背中で部下を引っ張って行くこと」
マキャベリ「自分がそういう立場になった時にどうするか今のうちに考えろ」
ドラッカー「成功する人は、言葉を大切にする人だ」
本田宗一郎「信長の暗さから突失した気性、新しいものを発見するあくなき好奇心、発明してお行く強い発想力、旧弊を破っていく比類のない勇気」



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