@仕組まれたアリバイ、仕組んだアリバイなど短編だから仕方がない部分もあるが、余りにもあからさまに後からつけたアリバイ話には少々現実離れ、緊迫感、信憑性に欠けている、と感じた。後付け理由はある程度如何様にでもなるのが現代の話術・技術トリックだ、と思う。「政治家の理由説明」などもこの「後付け」だ。
『アリバイ崩し承ります』大山誠一郎
「概要」美谷時計店には「時計修理承ります」とともに「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。難事件に頭を悩ませる新米刑事はアリバイ崩しを依頼する。ストーカーと化した元夫のアリバイ、郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ……7つの事件や謎を、店主の美谷時乃は解決できるのか!?
ー「アリバイを検証する」「アリバイを崩す」など7話の事件(一部種明かしの内容)
ストーカーのアリバイ:末期の癌で余命短い命を借金を抱えた妹に捧げる姉
凶器のアリバイ:密売人から得た2丁の拳銃を使い分け
死者のアリバイ:3角関係を解消、事故で失くした聴覚
失われたアリバイ:ワインの睡眠薬
お祖父さんのアリバイ: 背景時計の写真の角度
山荘のアリバイ:長靴のサイズと足跡
ダウンロードのアリバイ:当日限定の音楽配信の錯覚
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