なんだかよくわからぬままにTSUTAYAさんの5本1000円のセットレンタルに組み入れていた作品
フィリピン映画ってことさえ知らなかった・・・
見終わってまずは重たいものがズシンと降りて来ましたけど
オープニングの30分くらいは、一体この映画はなんだろうな・・・って見てましたが
スラムに暮らす一家の日常を点綴してるだけなんですが
そこにはスラムで暮らす家族の、またスラム街の人々のありのままのリアリティが描写されてて
何でもない日常世界観なんですが不思議と映画の世界観に引きずりこまれますね
物語が動くのはそんな家族の夕飯時に警察が踏み込んできてローサと旦那を覚醒剤がでて来たことで警察に引っ張っていく
生活のためにヤクの末端売人をガラクタ販売の傍らで営んでいたようなンですね
物語が動いたって書きましたが動いたのはこの夫婦が警察につれていかれるまでで
まずは警察署ですが逮捕した警官も夫婦も正面玄関から入らずに
裏口への迂回路を通り、孤立した麻薬捜査班の別室に連れ込まれ
手錠をはずされ、押収した現物と売上金の確認をし・・・売上金をなんと警官がポンポンに・・・
そして保釈金に足りんからと更なる金を要求
ってことで警官が金品を要求してるンですね
フィリピンでは過激な言動で知られるドゥテルテ大統領が麻薬関連の人物をバンバン銃殺してると言うニュースを聞きましたが
麻薬売買の末端の人間は生活のためにやむ無く・・・みたいなのに
そんな弱者を捕らえて警官が彼らから非合法に金品をまきあげてるって・・・
ドゥテルテ大統領さん、銃殺する相手を間違えてませんかってんだ
映画ではそんな金品の一部を警察署長にもってくような意味深なシーンもありましたので
警察の腐敗はもうつきるところまで行ってるンですかねぇ
わりを食うのは貧乏人ばかりと言うことですか
金を払えなければ売人を売る羽目に・・・ってことでこのローサ夫婦も金の代わりに売られた訳で・・・
ローサはしかたなく仕入れ人を売ってしまい
仕入れ人が捕まり彼もまたボコボコにされて20万ペソを要求されて
なんと彼のかみさんまで呼ばれ金の工面をさせられるが
15万しか用意できずに残り5万はローサ夫婦に要求されます
ローサの子供たちが親戚を駆け回り
家のTVや次男はおのれの肉体を売って金策するものの5千不足
最後にはローサがなんとか・・・
まぁこれほど腐敗仕切った警察権力ってドゥテルテ大統領知ってるんだろうか
もうここまで腐りきったなかで人々が生きていくって
5千なんとか工面をして屋台で串刺しの食いものを食ってるローサの顔のアップで映画は終わる
同じアジア人としてある意味腐っていても"忖度"の国に生きているのは
幸せなのかも知れない
ズシリと重たい映画でした
2016年製作、フィリピン映画(日本公開作品)
ブリランテ・メンドーサ製作・監督作品
出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、アンディ・エイジェンマン、フェリックス・ローコー
フィリピン映画ってことさえ知らなかった・・・
見終わってまずは重たいものがズシンと降りて来ましたけど
オープニングの30分くらいは、一体この映画はなんだろうな・・・って見てましたが
スラムに暮らす一家の日常を点綴してるだけなんですが
そこにはスラムで暮らす家族の、またスラム街の人々のありのままのリアリティが描写されてて
何でもない日常世界観なんですが不思議と映画の世界観に引きずりこまれますね
物語が動くのはそんな家族の夕飯時に警察が踏み込んできてローサと旦那を覚醒剤がでて来たことで警察に引っ張っていく
生活のためにヤクの末端売人をガラクタ販売の傍らで営んでいたようなンですね
物語が動いたって書きましたが動いたのはこの夫婦が警察につれていかれるまでで
まずは警察署ですが逮捕した警官も夫婦も正面玄関から入らずに
裏口への迂回路を通り、孤立した麻薬捜査班の別室に連れ込まれ
手錠をはずされ、押収した現物と売上金の確認をし・・・売上金をなんと警官がポンポンに・・・
そして保釈金に足りんからと更なる金を要求
ってことで警官が金品を要求してるンですね
フィリピンでは過激な言動で知られるドゥテルテ大統領が麻薬関連の人物をバンバン銃殺してると言うニュースを聞きましたが
麻薬売買の末端の人間は生活のためにやむ無く・・・みたいなのに
そんな弱者を捕らえて警官が彼らから非合法に金品をまきあげてるって・・・
ドゥテルテ大統領さん、銃殺する相手を間違えてませんかってんだ
映画ではそんな金品の一部を警察署長にもってくような意味深なシーンもありましたので
警察の腐敗はもうつきるところまで行ってるンですかねぇ
わりを食うのは貧乏人ばかりと言うことですか
金を払えなければ売人を売る羽目に・・・ってことでこのローサ夫婦も金の代わりに売られた訳で・・・
ローサはしかたなく仕入れ人を売ってしまい
仕入れ人が捕まり彼もまたボコボコにされて20万ペソを要求されて
なんと彼のかみさんまで呼ばれ金の工面をさせられるが
15万しか用意できずに残り5万はローサ夫婦に要求されます
ローサの子供たちが親戚を駆け回り
家のTVや次男はおのれの肉体を売って金策するものの5千不足
最後にはローサがなんとか・・・
まぁこれほど腐敗仕切った警察権力ってドゥテルテ大統領知ってるんだろうか
もうここまで腐りきったなかで人々が生きていくって
5千なんとか工面をして屋台で串刺しの食いものを食ってるローサの顔のアップで映画は終わる
同じアジア人としてある意味腐っていても"忖度"の国に生きているのは
幸せなのかも知れない
ズシリと重たい映画でした
2016年製作、フィリピン映画(日本公開作品)
ブリランテ・メンドーサ製作・監督作品
出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、アンディ・エイジェンマン、フェリックス・ローコー