MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件

2018-03-11 19:50:01 | 洋画
新作レンタルDVDホラー作品に”ババアが憑いて来る”って言うような惹句がありましたが
ババア憑きの映画はなんだか見るきがおきませんでしたが
こちらは副題にあるとおり"連続老女強姦殺人"ってことで憑かれるよりは
ババア強姦殺人ってねぇ見たいようで見たく無いようで・・・
ただ、何かのDVDの予告編で吃音の刑事が・・・ってのを見ていたので
セットレンタルに組み込んで来ました
なかなか見ごたえのある作品でしたが・・・

誰も思いは同じなのかもってことで、ミニシアターの
ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行<ワールド・エクストリーム・シネマ2017>で十分把一からげ上映されたスペイン映画でした
こういった映画はある意味定番のように画面にザラ付きかんを出していて雰囲気的にはいい感じです

スペインの首都マドリードで、老女ばかりを狙った連続強姦殺人事件が発生した
正義感が強すぎるためにトラブルばかり起こしている暴力刑事ハビエルと、
頭脳明晰で優れた捜査能力を持つが過去のトラウマから吃音になり
他人とのコミュニケーションが苦手な刑事ルイスの凸凹コンビが捜査に当たるモノの
ハビエルは同僚刑事と折り合いが悪かったり
ちょうどローマ法王がマドリード訪問とかさなったりし
老女強姦殺人事件の発表は警察によって伏せられて・・・
ある意味隠密捜査になっていて

記事発表がないために犯人は犯行を重ねていく訳ですが
事件の捜査と平行してハビエルの妻の不倫があったり
コミュニケーション下手なルイスと掃除婦との恋愛模様もからめての二時間強の映画です
他の刑事とのトラブルとかからハビエルは免職
ルイスは左遷されてしまいますが・・・
殆ど犯人に追い付けないうちに強姦殺人が続き

ついにルイスは助っ人として捜査に再び・・・ハビエルは職権のないままルイスをたすけることで妻の不倫から立ち直り始めた矢先
ルイスは掃除婦との情事で寝過ごしてしまったために
単独でハピエルは事件現場で犯人の遺留品を見つけたために犯人と出くわし
殺されてしまう・・・

ようやっと遺留品から犯人が割れるものの、後手後手に回った捜査陣は犯人に逃げられてしまう
ってことで迷宮入事件の3年後
犯人にどうやってたどり着いたのかは一切あかされず
ルイスは犯人と対峙して自らの手で犯人を撲殺する
ハビエルを自らの失敗で死なせてしまった贖罪なのかも知れないし
この時点で彼が刑事であったかも我々に語らないし
どうやって犯人にたどり着いたのかも映画は語ってくれませんが

因果応報の摂理と言う結果論でのエンドマーク
警察権力も市民に都合の悪い情報は隠蔽する体質って
どこにでもあるような・・・

2016年製作、スペイン映画
ロドリゴ・ソロゴイェン脚本・監督作品
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ロベルト・アラモ、ルイス・サエラ、ラウール・プリエト、マリア・バレステロス、モニカ・ロペス。ロシオ・ムニョス=コボ、ホセ・ルイス・ガルシア=ペレス、マリア・デ・ナティ、テレーサ・ロサーノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NO EXIT/ノー・イグジット

2018-03-11 12:19:13 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミアで先行OAされて後
DVDスルーされた未公開映画

オープニングどっかの狭い部屋に幼い少女がベッドに鎖でつながれていて
そこへお母さんが慌ててその狭い部屋に来て、少女を助けようとするのですが
逃げようとしてお母さんがドアを開けると、いきなり誰かににナイフで惨殺され
部屋中にに少女の悲鳴が響き渡り、画面が変わりま

泥棒カップルのブレアとオリーが車の中で"これが最後の仕事にしよう"と話し合っています。その後侵入した豪邸宅内金庫を開けようとしてると、家の奥さんと間男が浮気で帰って来て
咄嗟にクローゼットに隠れる二人、
さらに間の悪いことに、そこに旦那が帰宅してくると言う矢口真里状況に・・・
なんと浮気男も慌てて隣のクローゼットに隠れます

旦那と奥さんのやりとりを聞いているオリー達は慌てて逃げますが
奥さんと旦那と浮気男の言い争いや銃声を聞いてオリーは
部屋に戻ると、旦那が2人を殺し、ピストルを喉元に向けて自殺しようと・・・
かけつけた警察にオリーだけ捕まってしまい

ブレアはオリーを釈放するためヤバい借金をしたために
実兄のコナーと相棒のライリーが計画している空き巣に加担する羽目に
4人が侵入した屋敷は、一度入ると中からは出られない造りになっており
出口を探してるうちに
スナッフ映像が見つかり"この家の住人はサイコパスでやばい”ってことで
そのうちに住人が帰宅したようです
家は電発妨害されていてケータイ使えない、出口がない
そんなことでしょうか邦題の「NO EXIT」って言うのは
さらに監禁されてる女性まで見つけてしまい
はたして泥棒さん4人と監禁女性の命は・・・?という
サイコパスが住む監禁要塞に侵入した泥棒さんの運命を描くスラッシャー・ホラーです

そうなんですよねメインプロットは"泥棒が入った家は殺人鬼の家だった""そこには少女が監禁されていた""泥棒vs殺人鬼のバトル"…と言った点が、
サム・ライミ監督の傑作「ドント・ブリーズ」と殆ど同じなのです。

まるでパクリのようなプロットだったとのことですが、実はこちらの映画の方が
1年くらい前に製作されています
しかし、こちらは泥棒さんたちに緊張感が微塵も感じられないコメディとして仕上げていますけど、首チョンパアリーな、とちょっぴりスプラッターもあります

と言うことで正統派なホラーだと思って観るのは間違いです
終盤の展開やオチは、それなりに考えられてたようですね
でこのもう最後の最後で気づかされるのですが
お約束の果てにサイコキラーを倒すものの
ほんとに息の根が止まっているか?ってことで
鉄パイプで頭割ろうと振り上げたパイプがオチる瞬間に暗転

「CRUSH THE SKULL」の原題が呈示されます
ホラー映画を作るんだと言う頑張りは伝わるんだけどなぁ
エンドクレジットを見ると日本人の名前や日系人や中国系のアメリカ人の名前が
と言うことでアメリカの映画学校を出た東洋系の人たちがハリウッドで作った映画のようです
主役のパッとしないチャイナ系の役者に比べて、美人過ぎるヒロインといい、
面白いんだかつまんないんだか
ヒロインの美人度だけで最後までオチずにみられました
って尺は80分しかなかったのね

2015年製作、アメリカ映画
ヴィエト・ヌエン監督作品
出演:ケイティ・サヴォイ、クリス・ディン、クリス・リーディル、ティム・チョウ、ローレン・リーダー、ウォルター・マイケル・ボスト
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする