MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

修羅の女

2018-03-25 16:55:59 | Vシネマ
オールインエンターテインメントがシリーズとして8まで製作していた「ヤクザの女」が装いも新たに
「修羅の女」として新シリーズ?に移行したのかな・・・と
でも私が危惧したとおりこの1本で後に続いていかなかった
2016年製作のこれは一応エロチックものですが
内容的にジャンルカテゴリーはVシネマにしておきます

古川いおりさんのファンとしては「ヤクザの女」は3本で終わらずにもう少し、
そう後2本くらいは吉沢明歩さんみたいに5本は続けて欲しかったっていうのが正直な感想ですけど

新シリーズになれなかったこの作品
カレシ死んじゃっての敵討ちが修羅に堕ちた女の宿命(さだめ)と言うことですから
続けていくにはヒロインを変えるか、または惚れる男を代えて殺していくしかないようなドラマと言ったことで・・・

新ヒロインにはAV業界ではヴェテランに位置するんだろうねぇ希島あいりさん
この人のOVは現場でセックスすると事件の真相が見える女刑事のOVを見てる記憶はあるのですが
今はもうそのOVのタイトルが思い出せないんだよね(もう認知症がはじまってるようです・・・焦)

新宿の三光会系黒田組の仕切る闇カジノのママ、美由紀。
彼女は、三光会系黒田組の組員和也の情婦(イロ)だった。
って和服着てバカラ賭博の胴師ですか、今時というかバカラよりもやっぱ鉄火場での手本引きが見たかった
だってラストは着物姿に長ドス振り回しますからねぇ

ある日、三光会会長が急死し、若頭の小宮山と会の本部長である黒田組長との間で跡目争いが始まり
会長には森羅万象さんですが静止画だしクレジットも表記されてませんが・・・
で跡目争いの果てに黒田組組長以下若頭以外が皆様死んでいく
その中に美由紀のカレシ和也もいて・・・この事態に美由紀は背中に観音様の刺青いれて修羅の道っていう展開です。

貝原監督も「ヤクザの女」では表現できていなかった
クライマックスでの女一人の殴り込み、
で、相手を斬り伏せますが、カレシを殺されてるのに袈裟懸け一太刀で倒すものの
とどめを刺さないのね
バカラ賭博とこのとどめのささなさが私的には不満ですけども

所謂昭和の女ヤクザ映画のテイストをよみがえらしたかったんじゃないか
って言う貝原監督の意志は伝わりました
このテイストにするには「ヤクザの女」シリーズでは無理になっちゃてるのも十分に理解できましたがな
それにしても希島あいりが歌詞書いておられて自ら主題歌「desire」を歌ってまうからシリーズ決定だよねぇ
でも続かなかったんですね

ヤクザと言うか修羅の女を演るには希島あいりさんの顔がバター臭過ぎるのと
肉体がスレンダー過ぎたようで着物姿も凛々しくないのが難点ですが
ちっパイ加減はある意味私好みでしたねぇ

ラストになっちゃいましたがしじみさんが出演されてまして嬉しかったのですが
やっぱ彼女には普通の女の子ではなくてエキセントリックと言うか
アナーキーな演技がよく似合うのにねぇ
なんか使われ方が勿体なかったような・・・

2016年製作、日本OV、コンセプトフィルム作品
貝原クリス亮脚本・監督作品
出演 : 希島あいり、山本宗介、しじみ、キムラ・マサト、坂城君、河本タダオ
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スキン・コレクター

2018-03-25 00:15:25 | 洋画
ヒューマントラストシネマの恒例企画興行の<未体験ゾーンの映画たち2018>にて上映された1本だったのですね

美人ピアニストのキラは町で男を漁り、彼のアパートにしけこむ
翌日目を醒ますと男が消えていて
自分の家に帰るとなんとそこはさっきまで男と一夜を共にしたアパートで
ってミステリー風に始まり

さらにキラは原因不明の”皮膚が白くボロボロになる病い”を患ってしまったのに気づくのです。
その病いは指先にとどまらず、全身に広がっていく気配を示し・・・
このまま全身に広がっていくのか?と思い、一人悩み抜くキラでした。
小指の先のボロボロを擦ると皮膚が剥がれて捲れ、血が・・・

切り株映像には耐性があるのですが
こう言う自身の身が剥がれたりして血が出てくるのは
なんでだろう・・・こっちも痛さを感じてしまうんだよね
でも先に言っちゃうと
このさき彼女は他人の皮膚をはがしそれをくっつけると
またたく間に同化して綺麗になって行くんですよ

ってことで彼女が他人様の皮膚をはがすシーンってのはヘッチャラなんですけど・・・
しかし他人の皮膚の耐性がそんなにもたなくて、彼女は新しい皮膚を求めて
殺人を続けると共に警察とかとの攻防になっていくのではなくて

そんな時にキラはアパート隣人ソフィアとなかよくなり、
ふたりは同性でありながら魅かれあうのですが
もうひとつキラには自分の過去の記憶がなく、オープニングのようにツイちょっと前の記憶も曖昧っで・・・

果して美人ピアニストのキラはどうなってしまうのでしょうか?
皮膚病の原因は何なの?
美女の肌がボロボロになり新鮮な肌を求めて凶行に及んでいくという作品ですが
ホラー映画にしてはビジュアル的には美しい絵作りをしているような
ホラーをもりたてるには美しい映像があってこそなんですが・・・
実はそれがこの映画の恐さを半減させてる感じです。

そしてキラは隣人ソフィアが色々と気をまわしてくれて
最終的に驚愕?
私にはコレが読めんかったので"驚愕"と言う表現にしましたが
このラストの”なんだそういう事だったのね”
というオチがあまりにも"陳腐"
さらにソフィアの正体も明らかになるんだけども最後は
もうホラーを超越しての"薔薇映画"だッたという

私には、コレがもう本当の"驚愕のオチ"だッたという
ことで
お後が宜しいようで

2016年製作、ドイツ・カナダ合作映画
ノルベルト・カイル脚本・監督作品、
レベッカ・フォーサイス製作・出演
出演:ルーシー・アロン、バーバラ・クランプトン、ショーン・クノップ
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