MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

スーサイド・ライブ

2018-03-22 23:43:08 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行<MDGP(MOST DANGEROUS CINEMA GRAND PRIX)2017>にて上映された1本
原題が「THIS IS YOUR DEATH」と言うアメリカ映画ですが
邦題が言い得て妙で日本人にはこちらの方が、しっくり来るし
内容がよくわかる・・・これほど的確な邦題をつけた配給会社の宣伝部員に拍手

主人公のTV司会者が司会する結婚リアリティライブ番組で
お金持ちの婚約者の選定に漏れた女性候補が
突然拳銃でお金持ちを射殺し、自ら拳銃自殺をはかる
他殺者、自殺者がライブ中継されてしまい、
突然目の前で死者を中継したりで
司会者のアダムは目前での人死に精神的に追い込まれるものの

TVでの人死のライブ中継で視聴率がアップしたことで
プロデューサーのイラナは法に触れなければこれはいけると
アダムをそそのかし自殺の瞬間を生中継する番組を企画する

はじめは人の死を見せることに躊躇していたアダムであったが
死ぬことで生きてる家族友人を助けるのであることと
命の大切さを視聴者に知らしめるという大義になるんならとアダムは司会を引き受けるが、
だんだん視聴率を稼ぐにつれ、
アダムはどんどん過激な自殺の瞬間を見せようと躍起になっていき
人の死の尊厳と生への大切さと言った初心を忘れ・・・

果てにはもっと過激な自殺をもとめ
さらに一酸化炭素中毒での自殺が煙で見にくく
さらに致死まで時間がかかりすぎだと
裏で息を吹き替えした自殺志願者に手を加えて殺してしまうアダム
視聴率至上主義の傲慢司会者となっていったアダム
一体彼はどこまでイッテしまうのか

そんな彼の暴走をとめるのは・・・
妻と幼い子供が二人いて中年の黒人低所男性の
借金と求職の姿が並行して描かれ、
この男が最後はこの自殺番組に一攫千金狙いで出演するのだろうことが予想出来る

さらに元ヤク中で今は看護士のアダムの実妹カリーナ
兄がそんな自殺志願者番組の司会をしていることに苦しんだあげく
彼女のとったこうどうは・・・

アメリカでは州法が幅を効かせていて
ともすれば自殺幇助に問われるようなこんな番組も
医者が許可すれば自殺もOKって

ある意味後味の悪い作品ですが、人間としての尊厳を忘れない妹カリーナが
唯一のこの映画の救いになっていたんですね

2017年製作、アメリカ映画
ジャンカルロ・エスポジート出演、製作、監督作品
出演:ジョシュ・デュアメル、ファムケ・ヤンセン、サラ・ウェイン・キャリーズ、ケイトリン・フィッツジェラルド、クリス・エリス
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凌辱された女 リベンジパチンカー・アナザー

2018-03-22 19:41:00 | OV
チャンネルNECOの番組予告等で
今月、人妻AV女優と言うウリのAV女優東凜さんの「リベンジパチンカー沙希」っていうOVがOAされることを知っており
AVは見たことはありませんが、エロチックOVではそれなりに主演作を見て来ましたが
私としては東凜さんの「リベンジパチンカー沙希」っていうような作品を認識してなくて
20日のOAを楽しみにしておりまして

というわけで今日ようやく録画したものを視聴しましたら
本編のタイトルが「凌辱された女 リベンジ・パチンカー・アナザー」となっていました
一応は見てない作品でしたのでそれなりに楽しませてもらいましたが
TVOA用に番組タイトルを変更していたようで
同時OAされた女パチンカーOV3本とも番組タイトル変更されていたようで・・・
この作品の次にOAされた「逆転!セクシーパチンカー梨沙」は
「SEX AND THE PACHINKO」だったし
3本目の「強運!セクシーパチンカー奈々」は「SEX AND THE PACHINKO 2」と言うことで
どちらもこのブログに原題でアップしています

TV番組表題にも原題にも”パチンカー”って明記されてるのに
肝心のパチンコ対決どころかヒロインがパチンコしてる場面が一切無かったんですねこのドラマでは
で、脚本が友松直之さん、監督が奥渉さんのタッグでした
劇中矢鱈東凜さんが「汚れちまった悲しみに」を中心に中原中也の詩の朗読を多用していたようで・・・

自身が勤めるパチンコ店の不正を暴こうとした恋人ケンジが
仲間からの制裁を受け、その一環として3人の男たちにレイプされ
ケンジも殺されさらに沙希のお腹の子供も流産してしまう
さらに頼みの綱の警察の法に則っての蘊蓄云々の
面倒臭い捜査はやらないと言うお役所体質から
ケンジと子供の仇を女の細腕で・・・

昨日だかも書きましたがレイプリベンジドラマですが
そこで登場するのが中原中也の「汚れちまった悲しみに」・・・
いかにも友松監督がやりそうなっていうようなオチが

ってちゃんと劇中にフリがあって
私は全然しらんかったんですがアニメ「魁!男塾」のOPが
偶然か意図かタイトルは「汚れちまった悲しみに・・・」
そしてその冒頭の歌詞を
ラストの大ボスまで復讐を果たした東凛の開き直っての
振り切った長台詞の後に
”汚れちまった悲しみに、私の人生ナンボのもんじゃい”
と言わせてる
結果としては友松直之さんが、これをやりたかっただけなんでしょうね(笑

レイプ・リベンジ・ムービーというのは、監禁凌辱映画と同様に、
レイプを題材にしてるから当然なんだけど、
そのレイプ自体が陰鬱陰惨が強ければ強いほどいいわけで
リベンジが盛り上がる訳だけども
ちょっとリベンジシーンに弱さがあったものの
その内容の弱さをちゃんと”汚れちまった悲しみに、私の人生ナンボのもんじゃい”がカバーしていた
友松脚本ありきのOVでした

2015年製作、日本OV、ネクスタシーEX作品
奥渉監督作品友松直之脚本
出演:東凛、徳元裕矢、佐藤良洋、淺野潤一郎、藤田浩、飛田敦史、田中靖教、大蔵愛
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラッディ・リベンジ

2018-03-22 00:19:14 | 洋画未公開
未見の山を、先に書いた「名前のない女たち」のDVDを探してる時にふと目についた
アメリカ盤のBlu-ray
ちょっと見てみたら
”MASTERING THE ART OF REVENGE”と言う惹句と
フランチェスカ・イーストウッド主演が目についたので
ちょっと見てみようかと・・・
しかし、このBlu-rayいつ購入したのかっていうよりも
購入していたことさえ覚えていませんでした(汗

フランチェスカ・イーストウッドと言えばお父さんと名実ともに親子共演した
「トゥルー・クライム」のかわいさがちょびっとよみがえりましたが
あれから20年・・・彼女にも父親越えのなにかが・・・ってことで
ちょびっと横道逸れていた時期もありましたが
なんとか本道に戻って来たようで、この映画は日本では未公開でのDVDスルー作品ですが
今年の<未体験ゾーン>でも1本エントリーしてましたよね

さてこの映画ですが美大生がイケメンくんのパーティにさそわれ、その結果レイプ被害に遭い
被害者として認識されない鬱憤を晴らしにいくも
偶然彼を殺してしまい・・・
あげくレイプ犯人たちを粛清していくと言う
「アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ」の1と3を一本の映画にしたっていうようなプロットのおいしいとこどりみたいなのに

邦題は映画の内容に合わせたタイトルですが
原題は「M.F.A.」つまり「Master of Fine Arts」"美術学修士"ということで
関係ないですが、ちなみに私は「M.A.」になるんですね

単なるレイプリベンジではないスパイス
そうなんですね画家としてなんの取り柄もない女学生が
レイプ魔を殺していくうちに内面になにかが生じて
絵画の才能が開花して・・・卒業スピーチをするまでに・・・と言った作品

ただ最初のリベンジは偶発だし
その後のリベンジシーンにしてもどこか殺しが中途半端なのは
女性監督と言うことで男性目線でのリベンジでなかったのは否めませんが
それでもヒロインとしてヌードも辞さないのは当然と言うか、
イーストウッドの娘でさえ必然のヌード
それもおしり丸出し
やっぱ日本の女優さんは爪の垢を・・・

日本でのDVD発売予定は4月14日だそうです

2017年製作、アメリカ映画
ナタリア・レイテ監督作品
出演:フランチェスカ・イーストウッド、クリフトン・コリンズ・Jr、リア・マッケンドリック、ピーター・バック
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする