映画でもテレビで時代劇が、殆ど壊滅状態なんですが
映画製作に予算が避けないために
映画会社つまりスタジオ持ってるところが本編製作しなくなり
スタジオレンタルとかでの不動産屋、自社小屋での映画配給と言うリスクを負わないのも要因ですし
観客側も時代劇は所作だとか変にこだわりをみせて来るために
それに耐える役者もいないと言う悪循環なんですよね
そんな風潮の中、東映の中島貞夫監督が時代劇に関する1本のドキュメンタリー映画を撮りました・・・
これは見たいと思っていた一本
CSの東映チャンネルで昨晩OAされたものをリアルタイム視聴
「太秦ライムライト」の製作の監修に立ち会っておられた中島監督が
この撮影と並行して企画撮影された作品ですかねぇ
この「太秦ライムライト」で映画デビューした山本千尋に
時代劇と言うよりは日本映画の発祥とその経過を説き聞かせていく形で、
京都における映画の歴史を紹介していく形式で話はすすみます
実は中島監督、マキノ雅弘監督の助監として映画を学んで来たのですねぇ
殆どヤクザものとか実録路線ばっかの作品しかし
撮ってないから、時代劇から監督術を学んで来てたとは知らなかった
一わたり映画史の講義がおわると
長年時代劇に関わってきたスタッフや殺陣師、斬られ役、
映画評論家などのインタビューを交えながら、
なぜ時代劇がすたれていったのかを解明していきます
そもそもちゃんばらとは、斬るか斬られるかという緊迫の中から
日本独自の死生観を表わす表現手法であり
戦後の一時期その死生感に危惧した占領軍によってちゃんばら禁止され
それが解禁になって華やかな殺陣や勧善懲悪の要素が大いに加味されたことで
映画から”死”の要素が薄れ娯楽の王道に・・・
TVの普及とともに時代劇がTVに移行して量産されることで
映画の時代劇が廃れていくに従い、
その映画としての時代劇の伝統が継承できなくなっていく危機にも陥っていき、
かつ製作が東京に移っていくにつれ斬られ役者も関東の人間になり
松方弘樹が久々に出演した「十三人の刺客」は関東の役者で作られ
斬られ役の芝居と姿勢が全然できてなくて撮影が大変だったことを明かしています
と言うことで松方御大はこの映画が遺作になるのかな
父親のお話もされていました
時代劇スターの第一人者が近衛十四朗さんなのね
ちゃんばらにおいて、重要なのは斬られ役がいかにうまく主人公らに斬られるか、
その間合いや呼吸と言うことで、やはり経験をつないとうまく斬られないし
主役もたてられないと言うことなのです。
その斬られ方、斬り方とは、間合いと言うか斬るがわのためとは・・・何か?
中島監督が東映剣友会の役者と山本千尋で実践映像をつくって
映画は終わる
2017年製作、日本映画、吉本興業作品
中島貞夫監督作品
出演:山本千尋、松方弘樹、木村彰吾、福本清三、東映剣会
映画製作に予算が避けないために
映画会社つまりスタジオ持ってるところが本編製作しなくなり
スタジオレンタルとかでの不動産屋、自社小屋での映画配給と言うリスクを負わないのも要因ですし
観客側も時代劇は所作だとか変にこだわりをみせて来るために
それに耐える役者もいないと言う悪循環なんですよね
そんな風潮の中、東映の中島貞夫監督が時代劇に関する1本のドキュメンタリー映画を撮りました・・・
これは見たいと思っていた一本
CSの東映チャンネルで昨晩OAされたものをリアルタイム視聴
「太秦ライムライト」の製作の監修に立ち会っておられた中島監督が
この撮影と並行して企画撮影された作品ですかねぇ
この「太秦ライムライト」で映画デビューした山本千尋に
時代劇と言うよりは日本映画の発祥とその経過を説き聞かせていく形で、
京都における映画の歴史を紹介していく形式で話はすすみます
実は中島監督、マキノ雅弘監督の助監として映画を学んで来たのですねぇ
殆どヤクザものとか実録路線ばっかの作品しかし
撮ってないから、時代劇から監督術を学んで来てたとは知らなかった
一わたり映画史の講義がおわると
長年時代劇に関わってきたスタッフや殺陣師、斬られ役、
映画評論家などのインタビューを交えながら、
なぜ時代劇がすたれていったのかを解明していきます
そもそもちゃんばらとは、斬るか斬られるかという緊迫の中から
日本独自の死生観を表わす表現手法であり
戦後の一時期その死生感に危惧した占領軍によってちゃんばら禁止され
それが解禁になって華やかな殺陣や勧善懲悪の要素が大いに加味されたことで
映画から”死”の要素が薄れ娯楽の王道に・・・
TVの普及とともに時代劇がTVに移行して量産されることで
映画の時代劇が廃れていくに従い、
その映画としての時代劇の伝統が継承できなくなっていく危機にも陥っていき、
かつ製作が東京に移っていくにつれ斬られ役者も関東の人間になり
松方弘樹が久々に出演した「十三人の刺客」は関東の役者で作られ
斬られ役の芝居と姿勢が全然できてなくて撮影が大変だったことを明かしています
と言うことで松方御大はこの映画が遺作になるのかな
父親のお話もされていました
時代劇スターの第一人者が近衛十四朗さんなのね
ちゃんばらにおいて、重要なのは斬られ役がいかにうまく主人公らに斬られるか、
その間合いや呼吸と言うことで、やはり経験をつないとうまく斬られないし
主役もたてられないと言うことなのです。
その斬られ方、斬り方とは、間合いと言うか斬るがわのためとは・・・何か?
中島監督が東映剣友会の役者と山本千尋で実践映像をつくって
映画は終わる
2017年製作、日本映画、吉本興業作品
中島貞夫監督作品
出演:山本千尋、松方弘樹、木村彰吾、福本清三、東映剣会