一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は佐藤純彌監督の「組織暴力」シリーズ第三弾
って言うか先の2本は1967年製作でしたが、それから2年後
再びメガホンを佐藤純彌がとってるんですが
出演者に安藤昇、菅原文太って言うところで
前2作品の社会派作品とは違い、完全なる東映のヤクザ路線の映画になっているんですね
戦後の混乱期、荒廃した銀座に復員してきた木島はヤクザの手から売春要員として
徴用されようとしてる伸子という娘を救ったことで、
特攻くずれの大場という男と知り合い、どうせ戦争で捨てた命と、
二人は腕力にまかせて勢力を伸ばし、ついに新旧やくざ、戸川組と桜田一家の争いを利用し、名門大門一家に、銀座での縄張りを認めさせるまでとなった
ってことでどっかで見たような展開に・・・
これって安藤昇お得意の「私設銀座警察」の原形
っていうのもこっちがプロットとして年代的に先に製作されていたようですね
この抗争で戸川を殺した木島は組を去らねばならなかった
偶然出会った戦友津ヶ谷と組み再起を期した木島は、
米兵用の慰安婦となっている津ヶ谷の妻を救おうとして失敗、逮捕された。
数年後、出所した木島は、銀座一の顔役となった大場と共に、
ふたたび名を上げていったが、大場を妬む武上一家と対決し、重傷を負った。
大場、武上の対立は激化し、一触即発の情勢となり、
右翼の大物加納の調停を受け一応抗争は調停されたものの
この平和も、大場たちが、加納を黒幕とした八億円の不正融資を知ったため、
加納の手先松木一家と大場たちとの間に死闘が起り
加納は、この事件を五千万円で揉み消すよう大場に迫り承知させた。
木島はこれに反対、加納の凶弾から、身をもって木島をかばったのは大場だった
怒りをこめ、木島は、加納を追い詰めるものの行く手を警官隊に阻まれ
彼もまた命を落とすのだった
戦後間もない東京の街で日本暴力史に血の一ページを加えた、恐るべき「私設警察」の全貌が描かれており、シリーズとしての体裁をとるために右翼の大物を登場させたような作りに
ヤクザ映画として命を張って成り上がり、自滅していく男の物語だけでもよかったような
前2作品にあったいっちゃん悪いのは右翼の大物で警察もてが出せない
って言うテーマは完全に消えていたのは
お話の視点がヤクザになっていたからですか
1969年製作、日本映画、東映作品
佐藤純彌監督作品
出演:菅原文太、安藤昇、待田京介、一色美奈、野添ひとみ、嵐寛寿郎、内田朝雄、柳永二郎、八名信夫、山城新伍、藤山浩二、田口計、河合絃司、名和宏、渡辺文雄、永井秀明、遠藤辰雄、沢彰謙
本日の一本は佐藤純彌監督の「組織暴力」シリーズ第三弾
って言うか先の2本は1967年製作でしたが、それから2年後
再びメガホンを佐藤純彌がとってるんですが
出演者に安藤昇、菅原文太って言うところで
前2作品の社会派作品とは違い、完全なる東映のヤクザ路線の映画になっているんですね
戦後の混乱期、荒廃した銀座に復員してきた木島はヤクザの手から売春要員として
徴用されようとしてる伸子という娘を救ったことで、
特攻くずれの大場という男と知り合い、どうせ戦争で捨てた命と、
二人は腕力にまかせて勢力を伸ばし、ついに新旧やくざ、戸川組と桜田一家の争いを利用し、名門大門一家に、銀座での縄張りを認めさせるまでとなった
ってことでどっかで見たような展開に・・・
これって安藤昇お得意の「私設銀座警察」の原形
っていうのもこっちがプロットとして年代的に先に製作されていたようですね
この抗争で戸川を殺した木島は組を去らねばならなかった
偶然出会った戦友津ヶ谷と組み再起を期した木島は、
米兵用の慰安婦となっている津ヶ谷の妻を救おうとして失敗、逮捕された。
数年後、出所した木島は、銀座一の顔役となった大場と共に、
ふたたび名を上げていったが、大場を妬む武上一家と対決し、重傷を負った。
大場、武上の対立は激化し、一触即発の情勢となり、
右翼の大物加納の調停を受け一応抗争は調停されたものの
この平和も、大場たちが、加納を黒幕とした八億円の不正融資を知ったため、
加納の手先松木一家と大場たちとの間に死闘が起り
加納は、この事件を五千万円で揉み消すよう大場に迫り承知させた。
木島はこれに反対、加納の凶弾から、身をもって木島をかばったのは大場だった
怒りをこめ、木島は、加納を追い詰めるものの行く手を警官隊に阻まれ
彼もまた命を落とすのだった
戦後間もない東京の街で日本暴力史に血の一ページを加えた、恐るべき「私設警察」の全貌が描かれており、シリーズとしての体裁をとるために右翼の大物を登場させたような作りに
ヤクザ映画として命を張って成り上がり、自滅していく男の物語だけでもよかったような
前2作品にあったいっちゃん悪いのは右翼の大物で警察もてが出せない
って言うテーマは完全に消えていたのは
お話の視点がヤクザになっていたからですか
1969年製作、日本映画、東映作品
佐藤純彌監督作品
出演:菅原文太、安藤昇、待田京介、一色美奈、野添ひとみ、嵐寛寿郎、内田朝雄、柳永二郎、八名信夫、山城新伍、藤山浩二、田口計、河合絃司、名和宏、渡辺文雄、永井秀明、遠藤辰雄、沢彰謙