MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

7号室

2018-12-14 23:38:11 | 韓国映画
韓国映画っていうと何でもかんでも見たくなる
ってことで今月5日にレンタルリリースされたこの映画をセットレンタルの1本に組み入れて来ました

ドゥシクが経営する個室のDVD店は、経営がうまくいかず借金まみれでした。
給料を払ってもらえないアルバイト店員テジョンは、学費の為に闇金から借金していてるのに
ドゥシクはもう二ヶ月もバイト代を支払ってくれない
ので麻薬密売人から預かった麻薬を店内の”7号室”に隠します
店を売ってしまいたいドゥシクは、アルバイトを増やして繁盛を装いなんとか売買契約を希望する相手が現れます
が増員した朝鮮族の新人バイトクンが店内で漏水清掃中に感電死を遂げてしまいます

死人が出たら店が売れなくなるとパニックになったドゥシクは死体を"7号室"に隠し、
ドアを厳重に施錠してしまいます

麻薬を取りに戻ったテジョンは、隠し場所に入れません
ドアを開けられないドゥシクと開けなければならないテジョンは”7号室”をめぐって、
壮絶な攻防戦を始めることに・・・

所謂格差社会の底辺で蠢く人間のお話で客観的にみると
これらの人間たちは己の金のみに動く作品なんだけど、これが実に面白い
ドゥシクとテジョンの"7号室"をめぐっての攻防戦はもはやコメディ
絶対に鍵を開けなければならないアルバイト店員と、
絶対に開けさせたくない店長、この真剣勝負が実に悲しくも、滑稽である

個室DVD店って日本にもありますよね、”ライバルはホテル”のキャッチフレーズの”宝島”が夙に著名なチェーン店ですが
日本では単身でのシコシコ利用ですが
韓国ではつまりカップルが利用する”餅つき(性行為)”専門のラブホなんですねぇ

所謂底辺の人物たちの繁華街を舞台にしてるようですね
こんな底辺に生息する人たちが主人公
格差社会の韓国ではどんなに努力しても、底辺で生きる人にはこんなな生活しか待っていないんですので
彼らが信じるのはお金だけど、これも思うよう集まらない
現実の韓国の実態をエンターテインメント作品として映画にできる韓国の映画界がうらやましい

アルバイト店員を演じてるのは韓国のアイドルスターだったんですね

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ヨンスン脚本・監督作品
出演:シン・ハギュン、D.O.、キム・ドンヨン、キム・ジョンス、パク・スヨン、ファン・ジョンミン、チョン・ソクホ、チョン・スンギル、キム・ジョング、キム・ドヨン、チョン・ヒテ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ

2018-12-14 18:14:37 | 洋画未公開
まだそんな遠い過去遠い過去ではないんですね
ソ連が崩壊し、それまでソ連だった国々と一緒に独立し自主国家としての位置を確立してきたウクライナでしたが
2014年ロシアは黒海から海軍を派遣し中東やヨーロッパにクリミア半島が必要と
勝手にクリミア半島をロシア領土と宣言したため、
その領有権をめぐってウクライナ軍と義勇軍が親ロシア組織の分離派を相手に同じ国家の人間同士が敵味方に別れて
クリミア半島の領有権抗争を繰り広げたドネツク空港を舞台にした死闘の再現戦争映画

ってことでこれは珍しいウクライナ映画だけども
どうなんでしょうか一応義勇軍の兵士を主体にしていますが
プロパガンダ映画でもないし
ウクライナ近辺はアジアの果てに暮らす私にとってはどうでもよくはないけれども
ロシアって言う大国の軍事的な思惑もあるんだろうし
民族的にもロシア系民族の多いクリミア半島はロシアに帰属したいっていう
民族の思惑もあるんだろうけども

アジアの端の単一民族の国民ではそこいらの民族間の思惑もわからないってのも正直なところですが
あれから4年ロシアはウクライナの飛び地に居座ってしまい既成事実を作ってしまっているし
ウクライナのロシア国境付近でもこの絡みで国境紛争を継続してるようでして

クリミア半島をめぐってこんなに激しい戦闘だったんですね、
更にウクライナは義勇志願兵など一般人が戦い、犠牲になって来てるんですね
映画的には暗闇の映像が少なくて、ウクライナ義勇軍とウクライナ軍の混成部隊の連中が
映画の75%がくっちゃべってるシーンばっかですし

戦闘場面の映像が実に暗くて見えにくいのと、
暗いってのあるんだけども戦っている相手が、ロシア軍ではなく分離派と呼ばれる
ウクライナ人なのですし
軍服の変化もはっきりしなくてどっちがどっちかこれまたわかりづらいってのが難点

2017年製作、ウクライナ映画
アルテム・セイタブラエフ監督作品
出演:ヴィチェスラフ・ドヴジェンコ、マカール・ティフォミロフ、アンドレイ・イサエンコ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪ヤクザ戦争 誤爆の代償

2018-12-14 17:25:09 | Vシネマ
一日一本任侠映画を映画を見ていく企画
本日の一本は2007年にGPミュージアムソフト(現オールインエンターテインメント)から発売された山口祥行主演のVシネマです
私個人的には一連のヤクザVシネに出演されてて、一応主役級の役者さんでは
松田一三とこの山口祥行さんが目下一押しの役者さんですが

この作品なんとOZAWA(小沢仁志)さんが企画された作品ということで
過去からの繋がりで山口祥行さんはRIKIプロのお方の感じではあるのですが
オールイン作品では何にでも出演されてる芸の幅の広いお方
今作でもヤク中の組員を見事に演じていました

お話としては昭和62年の関西の雄、山口組が三代目を亡くしその跡目問題から
一和会が分裂し四代目を襲って起きた山一戦争の中で偶然勃発した、
一和会系列の組員による中野会副会長の射殺を、
偶然その場に居合わせた組の犯行と勘違いし、
その組を攻撃してしまった山健組の一連の騒動をモチーフに描いていますが
勿論すべて仮名ですよね

ヤク中の山口祥行の行き場のないイラつきとキレっぷりが見所の作品で、一応女房役の嘉門洋子にクスリを抜こうと約束して
しかし幻覚を見たときの山口の顔と台詞回しがモノホンのヤク中に見える
そんなヤク中の演技でいちばんの見せ場は、東京のフリーラーター役で出演する小沢仁志との絡み
一回は学ラン姿の小沢アニキ
二回目こんなコントみたいな長髪で挑発してきたのかなアニキも
それに完全にチャカつ着付ける山口祥行の銃の構えというか持ち方が
完全にヤクザ屋さんです
小沢アニキのコントっプリは彼の趣味の範疇でしょう
そこはプロデューサーとしてのやりたい放題

灰汁のない森羅万象さんの演技も良かったなー
って言うか上の者に(斉藤洋介)使い捨ての駒の様にいいように使われ、
ヤクに溺れ最終的に自分を見失い妻にも去られる男を山口さんが熱演しており
更にうだつの上がらない中年ヤクザで最後まで山口を見棄てないむ村上竜司も儲役

2007年製作、日本Vシネマ、「誤爆の代償」製作委員会作品
辻裕之監督作品
出演: 山口祥行村上竜司、嘉門洋子、森羅万象、斎藤洋介、加納竜、小沢仁志
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする