キリング・ガンサー

シュワちゃんお前もか！
って言う作品
なんなんだこのジャケット詐欺の絵面は
私は映画の情報を殆どいれませんから
絵面、惹句からしても、シュワちゃんが八面六臂の銃撃戦映画を期待したのですが
プロットにしてもほんま詐欺やないかい！

シュワちゃんは表題通りの伝説の殺し屋
それを倒せば一流の殺し屋になれると考えた殺し屋ブレイク
腕にに自信がある殺し屋仲間を集めて
“伝説の殺し屋”ガンサーを殺して名を挙げるには証拠が要ると
その様子をカメラに収めさせるということでドキュメンタリーだって言うことで
カメラマンを同行させて、ガンサー暗殺の記録映像って言うことでモキュメンタリー作風
なんだろうな、こう言う変わった趣向の映画と同時に
殺し屋たちの言動がもうみるからにコメディ

見終わって調べたらアメリカのコメディアンであるタラン・キラムの初監督＆主演作ということだったんですね、
ってことでアクション映画を期待した私には完全に肩透かし
更にもうひとつの肩透かしが、93分の映画尺の後半なかばまで
殺し屋たちはずっと“正体不明のガンサー”に振り回されては死んでいく
殺し屋たちの様子が描かれるだけで、シュワちゃんはまるっきり登場しない！、

シュワちゃんが登場してくるのは映画が4分の3過ぎたあたりから
シュワちゃんが次々と襲撃者を返り討ちにしていった種明かしするものの
あのがたいでの変身は絶対無理だべさ

先に赤字での表記ですがとうとうシュワちゃんもブルース・ウィリスとか、セガールみたくなっていたから書いたんですが
こんな省エネシュワちゃん映画は見たくない
ってことで日本では一応少数スクリーンではありますが劇場公開されましたが
本国アメリカではなんと配信専門の映画だったようですね
アメリカ人も"こんなシュワちゃんは見たくない"んですよね

2017年製作、アメリカ映画
タラン・キラム製作・脚本・出演・監督作品
出演：アーノルド・シュワルツェネッガー、ボビー・モナハン、ハンナ・シモーヌ、コビー・スマルダーズ、アリソン・トルマン、ライアン・ゴール、アーロン・ヨー、ポール・ブリッテン、アミール・タライ、ピーター・ケラミス

暴力列島

一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本に選んだのは今は亡き今井雅之主演による任侠ドラマです
なんでしょうね任侠映画を見ていくといいつつも映画と言うよりは
今や殆どVシネマっていう忸怩たる気持ちはあるにはあるのですが
実はこの作品村上和彦原作の『日本極道史「殺しの仁義塚」』を村上和彦本人が脚本を書いてのドラマ化ですが
主演が今井雅之って言うことで木村一八さんのオールイン作品の村上和彦原作・脚本のコテコテの任侠映画とはちょい違って主人公は嵌められる側って言うことで
ある意味任侠ドラマとしては私個人的にそれなりに面白かった

高寅組と対立する双葉会若頭徳光との話し合いの席で
嵌められて激高して双葉会の組員を数人殺傷して現行犯逮捕され4年の実刑を食らった高寅組若頭菊池
そして、彼の収監を機に、高寅組若頭代行になった樋口が
双葉会に操られておりなんと高寅親分を金で懐柔して菊池組のしのぎをとろうと暗躍を始め
まずは菊地の舎弟謙三をホステスを使いラブホで昏睡させ
菊地の嫁を敢えてラブホに呼び出しこれまた嵌められて謙三とあねさんは行方不明に・・・

謙三演じる山口祥行を昏睡させるだけの為に桃尻からおっぱいまでさらしてくれてるのは
AV女優の雨宮琴音さん
そして4年待ってるといい放つものの菊地の舎弟謙三の若頭代行に殴り込もうとするのを
体を投げ出して止める菊地の嫁さんにはピンク女優の冨田じゅんさん
ふわやわの92cmの爆乳をさらしてくれております

菊地は無事刑期を終えて出所してみると娑婆は様変わりしており・・・という
ヤクザ映画でよくあるプロットですが、
シマもシノギはもちろん、若頭の座までも樋口奪われ、
その樋口には嫁や腹心の舎弟謙三まで消えていたという悲惨の過程を丁寧に見せていく構成

って言うことでこの前編では今井雅之と言うよりは
敵になる樋口演じる勝矢と今井雅之の舎弟演じる山口祥行さんですかねぇ
双葉会の会長の小沢仁志と本宮泰風の悪人ぷりも良かったなー

役者としてはこれからだって言うときに引退されてしまわれた宮崎貴久さんも出演されてた
まだ後編見てませんが原作者の村上和彦が未だ顔を出して来てませんねぇ
オープニングの継承盃儀式での口上人が村上和彦でなかったが意外でした

2013年製作、日本Vシネマ、コンセプトフィルム作品
渋谷正一監督作品
出演：今井雅之、山口祥行、勝矢、古井榮一、猪瀬孔明、山本修、舘昌美、宮崎貴久、冨田じゅん、雨宮琴音、本宮泰風、小沢仁志