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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

タイガーハンター 水滸外伝

2021-02-04 22:12:11 | アジア映画
中国が、自国の四大奇書『水滸伝』の主要キャラクターであり
酔漢の武闘家武松の虎退治のエピソードをモチーフにしてスピンオフ的な別物語を映画にした作品
結構おもしろくて、ある意味拾い物の作品でした
プロットは映画オリジナルということなのっで副題には“水滸伝外伝”と断ってるのは配給会社の良心でしょうか
見終わっての第一印象はこれって”酔虎伝“だろうって・・・(笑
 
虎のCGがじつによくできてて、人間のアクションシーンは昔からのワイアーアクションという、中国映画の持ってる技術を全部使って作ったって感じでよかったけども
なんだろう中国映画だとそれぞれの映画会社のロゴとか出てくるんだけども
これって北京とか上海とかの文字は出てこずに
“深圳”の地名の会社が作った作品にようですね
 
ストーリーは先に書いたように『水滸伝』から離れてオリジナルなお話になってて、ある小さな宿場町を舞台にして中国北方の王朝・金と遼の対立に巻き込まれた武松は、金の皇子が宋皇帝から援軍の約束を取り付けた書簡を持って国に戻ろうとする道中、遼王朝の手下に殺されてしまう、偶然その場を通り合わせた武松は瀕死の皇子より宋の書簡を金へ送り届けるよう託される。
しかし、金への旅路で差し掛かる景陽岡には、人喰い虎が現われることで恐れられる土地だった。さらに、虐殺者として知られる遼遼の皇帝と手下が追ってきて、
小さな宿場町で金の隠密と、町のヤクザにの皇帝とさらに人食い虎と三つ巴、四巴の争いが・・・
しかし、敵も味方も何がしたかったのかよくわかんないまま
美女だかちょっとわかんない金の諜報員の女スパイ三娘の中途半端なお色気とか
退屈せずに見てられる作品ですが
動きというかアクションシーンが激しくてモニターでアクションシーンを見てるだけでじつに目が疲れてしまうのが難点ですが
それが逆にスピーディなアクションになってて退屈しない
 
さらに人食い虎が人を襲うのもじつに早い
武松は酒をがぶ飲みするんですがほとんどこぼしてるような
武松に人食い虎は左頬の髭を全部抜かれるんですが、これで敗退
っていうか最終的に遼の皇帝が別の虎を用意していて
最終的には虎同志の争いに・・・
っていうか虎って猫科の動物ですよね、猫って髭でバランスとって生きてる動物でして
片側の髭がないっていうのは動きのバランスが取れずに平衡感覚なくなるってことですけど
虎は片方に髭がなくてもちゃんと戦えるんですね
ここだけ気になったのは私が猫派の人間だからか?とりあえず90分以内に納めてる作品なのでちょうどいい尺の作品でした
 
シネマート新宿での恒例企画興行<のむコレ2020>で上映された一本
 
2020年製作、中国映画(日本公開作品)
チャンネル・チョイ監督作品
出演:ユアン・フーフー, ヤン・ジアイン, ジャン・ヤーチー, リュイ・ユー
 
 
 
コメント
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