久方ぶりの韓国映画らしい映画に出遭いました。
邦題通り殺人鬼に狙われた聴覚障害の聾啞のお姉ちゃんが殺人鬼から逃げ回る一晩を描いた作品
なおこのヒロインのお母さんも聾啞ですから、ッテ聾啞って遺伝ではないですよね
こういった障害者が犯人につけ狙われるといったたら韓国映画の「ブラインド」を想起させますが、あちらは視覚障害でしたし、
ヒロインは警察学校の優等生と言ったある意味目が見えなくても自ら身を守る術を心得てるヒロインでしたが・・・
こちらの作品のヒロインは先にも書いたように母共に聾啞な普通の女の子
犯人から身を守る術がなんもない
さらに相手は狡猾で頭の回転の早い殺人鬼
そして相変わらずの韓国警察って言う体たらくの中で
ヒロインはどうやって、っていうか母親もターゲットですからねぇ
まぁホラーというよりはサスペンス映画でしょうか
こういう映画はヒロインがかわゆく無いとあかんですよね
映画の情報全く入れない人だから、まさかヒロインが聾啞だと思っていませんでしたから、最初韓国海兵隊の兄さんに注意されてるお姉ちゃんが主人公だと思っていまして
ちょっと外した感があったんですが、コレは被害者の一人で
一応聾啞のヒロインがかわゆかった
そしてこのヒロインを助ける?って言うか
狡猾な犯人から”妹と他人とどっちを救う?“ッテ言われて妹をとっちゃうのは肉親としては当然ですけど・・・
そんな元海兵隊のお兄さんが一応ヒロインについてくれるけど・・・
いや全く犯人から逃げるヒロイン、聾啞でも、目が見えるからもう走る走る
走って逃げまくるけど車の走行音も聞こえないから余計緊張感を観客に強いてくる
音が聞こえないことと喋れないことで、物事が狡猾な犯人に有利に動くこともサスペンス感を盛り上げてくれている作品
韓国警察はティザー銃を使うんですね、日本では未だ警官の通常任務に導入されてませんし
最後犯人を囲んで制服警官が銃を構えてのシーンで威嚇に一発撃つんですが、コレって空砲ですよね
韓国映画ではコレも知ったことなんですが、韓国警察の警官の銃の一発目は空砲ですよね
犯人に一斉射撃するんですがほとんどんの警官は一発しか撃ってないんですが
空砲でしょ?なのに射殺されるのよね
ココイチ納得いかなかったシーンでしたが
そして犯人が若い女だけを襲う連続殺人鬼になった、背景がわからないのがちょっとネックかなぁ
でも映画の世界観に完全に没入させられるとこは韓国映画の底力ですよね
2021年製作、韓国映画(日本公開作品)
クォン・オスン脚本・監督作品
出演:チン・ギジュ、ウィ・ハジュン、パク・フン、キル・ヘヨン、キム・ヘユン