この映画って公開されていたんですね、ミニシアターだけど
そしてインド映画です。舞台は、南インド・ケーララ州最奥のジャングルに位置するとある村。
そこの肉屋が一頭の水牛を屠殺しようとしたところ、水牛は全速力で脱走する。
肉屋に買い物に来ていた人々が、慌てて水牛を追いかけるが、まったく手に負えない。暴走した水牛は、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らして逃げまくる
それを村人、となり村のヤクザから警察まで巻き込んでの大騒動を描いてるだけの作品
銃を撃って牛を殺してはいけないと警察が警告するから
ってインドでは映画に関しても動物を虐待してませんとか
タバコは毒ですとかアルコールは飲まない方がとか
結構映画にも規制がかかってるようですが
水牛が暴れて追っかけた人が死ぬから銃殺命令がでてきたり
そんな水牛騒動を延々と描写しるだけだとおもいきゃ
欲望丸出しで集まって来る男たちとは別に、主人公の肉屋とヤクザとの確執とかが描かれていたり
また牛が逃げ出す前には、なんと克明に村の人々の日常や各自の事情などの諸々を描いていたりで前半というか牛が逃げるまでちょっとなんなんだろうこの映画はって思わされるんだけど
牛が逃げ出してからはそんな退屈さは吹っ飛じゃうとんでも映画の様相を見せてくれて
さらになんと牛に群がる人々の欲望の様を見事に描く人々の山また山の描写が凄すぎる
正直、とにかく迫力満点な作品に仕上がっているんですね
公開しても十分に行けた作品だったとは
インドって実は牛って御神体ですよね、日本でも見られるを御神体を奪い合う裸祭りを映画にしたような作品でしたねぇそう御神体を奪い合う裸祭りのような
インド映画というと歌って踊ってって言うイメージですが、そんなもんは一切ありません
2019年製作、インド映画(日本公開作品)
リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督作品
出演:アントニ・ヴァルギース、チェンバン・ヴィノード・ジョーズ、サーブモーン・アブドゥサマド