衛星劇場での今月の、“幻の蔵出し映画館”で10日にOAされたこの作品
録画視聴しました。
未パッケージ作品で、私自身完全に初見です
劇伴とか、モノクロ映画ではあるんですがカット割とかちょっと鈴木清順っぽい雰囲気を醸していたような作品にも見えましたが
衛星劇場が蔵出しっていう通り
なんとallcinema さんの宍戸錠さんの項目にもこの作品はエントリーされていないんですね
でも宍戸さんだけでなく、野川由美子さんがヒロインだし、共演には葉山良二さんや川地民夫さんとかちゃんと役者さんが揃い踏みしていたり
シスタームービーとしてはそれなりに豪華
っていうか後で詳細書くかもですか、一応悪の親玉に嵯峨善兵さんが・・・
善の字入ってる役者が悪玉の親分とはねぇ
善の字入ってる役者が悪玉の親分とはねぇ
って思いながら見てましたが
そして宍戸錠さんは、政府が特別に組織した司法省特別犯罪調査局の07〈ゼロナナ〉号って、そうなんですね
007が人気を得ていた時代に乗っかった作品と言えるけど
個人的に気になったのはタイトル”早射ち“
”早撃ち”が実は正しいんですよねだって銃だもん
”早撃ち”が実は正しいんですよねだって銃だもん
当時の宍戸錠さんは宣伝部のキャッチコピーでは抜き撃ち0.3秒ってエースのジョーを売っていた時代でしたよね
そんなジョーさんが潜入捜査官って言う立場もあるんでしょうが
その早撃ちのは腕前をほとんど見せてくれない作品でしたねぇ
刑期を終えて出所してきたジョーを出迎え他のは世界的マフィアとして日本の裏社会を牛耳ってるる日本支部のは幹部の葉山良二さん
同じ警察学校の同期で校長をぶん殴って退学になり刑務所で命を救ってもらったジョーを仲間に引き入れようとするお話
先に書いたように警察学校出身でマフィアの一味になった葉山を通して仲間入りするジョーさんですが
拳銃の腕を競いたい川地さんとか、投げナイフのは名人土方弘さんとか個性的な演技を見せてくれてますが
何せ政府の司法官ですから殺しはしないジョーさん
殺すシーンはマフィアを裏切った男たちを川地土方両氏が嬲り殺してるのを我慢できなくなって一発で楽にしてやるシーンと
自分の身分がバレて殺し合いさせられるときに降りかかる火の粉を払うだけっていうのはなんともな作品
ヒロイン野川由美子さんを通して葉山さんとジョーさんは穴兄弟になっていたんですね
期待したもののさほど面白い作品ではなかった
1964年製作、日本映画、日活作品
柳瀬観共同脚本・監督作品
出演:宍戸錠、川地民夫、野川由美子、葉山良二、深江章喜、進千賀子、山田禅二、土方弘、嵯峨善兵、菅井一郎、天坊準、雪丘恵介、柳瀬志郎、花村彰則、藤岡重慶、長弘、榎木兵衛