MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

日本暴力団 殺しの盃

2022-02-14 23:03:05 | 邦画
1月に東映チャンネルで連続OAされた、鶴田浩二の黒服任侠新シリーズ「日本暴力団」シリーズの第四弾です。
このシリーズとしては鶴田御大が巨大組織に潰されていく弱小組織の組長の最後の意地がテーマになっているシリーズなんですが
なんとこの作品のみ原作があるようですし
なんと今作では一匹狼のヤクザで組長ではないんですね
そして毎作監督が変わっているんですね
今作では自ら高倉健のファン東映自負してる降旗康男監督作品でしたねぇ
 
一匹狼のヤクザ鶴田浩二は太刀川組代貸の丹波哲郎と幼なじみで客分として扱われていた。
太刀川組組長が何者かによって刺殺され鶴田と、丹波は子分達をなだめながら復讐を誓う。
太刀川組は振興愚連隊新和会とシマで揉めており鶴田は新和会に乗り込み組長である待田京介を脅すが口を割らない。
二代目を継いだ丹羽は先代と兄弟筋にあたる国友会連合総長高辻と親子の縁を結ぶのだが
利益の為には手段を選ばぬ國友会社pは、太刀川組を骨抜きにするため山陽地方のある地方都市へ鉄砲玉役を押しつけてくる。
窮地を察した鶴田は、兄弟から親子の盃に直して丹波の代わりに山陽に乗り込んでいく・・・
 
相変わらずの巨大組織に飲み込まれる弱小組織って言う寸法は変わらぬものの
客分であるもののなんであそこまで太刀川親分の仇を取ろうとするんだろうかってくらい
一人で最後まで意地を通す鶴田に惚れた工藤明子さんが実によかったなぁ
 
ただ長い銃での戦いって
って思ったんだけど最後はそう言うことだったんだって納得させられたけど
ある意味ご都合主義だったような
 
1972年製作、日本映画、東映作品
降旗康男監督作品
出演:鶴田浩二、丹波哲郎、工藤明子、長門裕之、待田京介、天津敏、山本麟一、河津清三郎、久保浩、曽根晴美、潮健児、川谷拓三、名和広

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PITY/ある不幸な男

2022-02-14 17:45:21 | 洋画
この映画見る気はしなかったんですが、お金節約っていうか、セットレンタルにする最後の一本がレンタル中とか色々あって
なんも見つかんないので
邦題が重たそうに見えた
だって“PITY”ですものねぇ、そして中年おっさんの仏頂面
悲しみや人に憐れられる事に生きる悦びを見出した特殊な性癖の男性が主人公の映画
 
これってギリシャ映画でして、本当に不思議な映画
主人公は何不自由のないっていうか弁護士ですから庶民よりは多分裕福な暮らしをしてる人種だとおもいますが
家庭的には妻と息子ドラマ可愛いわんちゃんもいて何不自由のない生活をして送ってきたことがわかる
そんな彼に突然妻の事故で生死を彷徨うという悲劇が起きる
 
そしたらマンションの上の奥さんが毎朝食事がかわいそうとケーキを焼いて持ってきてくれるようになる
クリーニングに洗濯ものを持っていく突然奥さん大変でしたねって代金を負けてくれる
事務所の秘書も優しい言葉をかけてくれる
そんな人から受ける憐憫の気持ちに自分の気持ちが良くなって
憐憫に依存していくことに彼自身の生きる幸せを見つけてしまったんでしょうね
 
そんなある日突然妻が息を吹き返す
普通の人だったら生死の境を彷徨って生還してきた妻がいたら普通は誰でも喜ぶドラマ思うんだけで
妻が生死を彷徨ってるときに他人方うける憐憫の情に生きがいを見つけて
それに乗っかることで自分が生きてるって実感を得た男が
妻が生還した途端に
これまで毎朝ケーキを届けてくれた上階のご婦人は毛こなくなる
クリニーング屋は声をかけてかけるどころか値引きもしてクれなくなって
 
生きがいを失った男は・・・
まずはまた妻が入院すればと妻の乳房をもみつつマンモグラフィー遠受けた方画像いいとか言ってみたり
なんとks自分を不幸の中身におこうってあれこれするものの
うまくいかない
もう自分を不幸に落とそ打とうとする彼の生き方と、人の憐憫がかれの生きがいだっていうのは完全にブラックコメディ
これは笑って見るべき映画なんだろうけど、笑えねえなぁってみてましたが
 
もうここまで来ると男は行くとこまで行ってしまわないと・・・
ってことでまずはワンコをモーターボートに乗せて沖で捨てて来る
そして窮極の選択として彼は・・・
破滅の道にまっしぐらって言うまだかの展開
こいつは流石に読めなかったよ
唯一の救いは沖から泳いで岸に帰り着いたワンコの姿に衝撃を受けた観客は救われるという寸法
 
2018年製作、ギリシャ・ポーランド合作映画
バビス・マクリディス共同脚本・監督作品
出演:ヤニス・ドラコプロス、エビ・サウリドウ、マキス・パパディミトリウ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする