1月に東映チャンネルで連続OAされた、鶴田浩二の黒服任侠新シリーズ「日本暴力団」シリーズの第四弾です。
このシリーズとしては鶴田御大が巨大組織に潰されていく弱小組織の組長の最後の意地がテーマになっているシリーズなんですが
なんとこの作品のみ原作があるようですし
なんと今作では一匹狼のヤクザで組長ではないんですね
そして毎作監督が変わっているんですね
今作では自ら高倉健のファン東映自負してる降旗康男監督作品でしたねぇ
一匹狼のヤクザ鶴田浩二は太刀川組代貸の丹波哲郎と幼なじみで客分として扱われていた。
太刀川組組長が何者かによって刺殺され鶴田と、丹波は子分達をなだめながら復讐を誓う。
太刀川組は振興愚連隊新和会とシマで揉めており鶴田は新和会に乗り込み組長である待田京介を脅すが口を割らない。
二代目を継いだ丹羽は先代と兄弟筋にあたる国友会連合総長高辻と親子の縁を結ぶのだが
利益の為には手段を選ばぬ國友会社pは、太刀川組を骨抜きにするため山陽地方のある地方都市へ鉄砲玉役を押しつけてくる。
窮地を察した鶴田は、兄弟から親子の盃に直して丹波の代わりに山陽に乗り込んでいく・・・
相変わらずの巨大組織に飲み込まれる弱小組織って言う寸法は変わらぬものの
客分であるもののなんであそこまで太刀川親分の仇を取ろうとするんだろうかってくらい
一人で最後まで意地を通す鶴田に惚れた工藤明子さんが実によかったなぁ
ただ長い銃での戦いって
って思ったんだけど最後はそう言うことだったんだって納得させられたけど
ある意味ご都合主義だったような
1972年製作、日本映画、東映作品
降旗康男監督作品
出演:鶴田浩二、丹波哲郎、工藤明子、長門裕之、待田京介、天津敏、山本麟一、河津清三郎、久保浩、曽根晴美、潮健児、川谷拓三、名和広