MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

黄龍の村

2022-06-07 23:19:26 | 邦画
ある用務員 」や「べイビーわるきゅーれ 」で話題の阪本祐吾監督によるスラッシャーホラーっていう事で
なんと東映さんからのDVDリリース作品。
 
オープニングはパリピたちがドライブやバーベキューを楽しむ様子がスマホ撮影によるPOV映像で描かれますが、たった67分の尺でこんなにスマホサイズで画面構成してよかったのかなぁ
ここでの若者達のノリのワイワイ感と陰キャラな三人との温度差は妙に面白かったですね。キスしまくりのイチャイチャも
バーベキューでの太ソーセージをフ○ラ風にお姉ちゃんが舐めたのをそのまんま女の口から男が食うと言うエロ食いのシーンは良いですね。
ってPG−12ですからねぇ
こう言った想像エロっていう表現がいいよね
 
スマホサイズのPOVから16:9のビスタサイズへの切り替わり方も実にうまい
車がパンクして助けを求めに行った先の村で
怪しいオッサンの家での食事シーンでのオッサンの”ビーガンはピーマンを食う“っていうシャレはおもろうなかったなぁ
しかしなんでこんなにグイグイ来るんだろうなこのオッサンは
ここからもう無気味な感じが出てきてましたね
 
翌朝から、その村の因習に巻き込まれていく過程の最初は朝飯中に背中を包丁で刺されてしまうとこから映画はホラーになっていきますが、
次々と若者達が村の老人たちに倒されて、生き残ったリーダー格が“ぶち殺してやる!”と覚醒したと思ったら
なんとここから肉体アクション映画に切り替わるんですね
 
ここからは見てるこっちのテンション上げまくりのアクションの鶴瓶うち
映画自体ネタバレ禁止って謳っているんですが、70分もない尺で三つのジャンルを網羅した作品ってな感じで後半は十二分に楽しめます
 
そういえば知らない役者さんばっかでしたが日本映画専門店チャンネルで見ていた
最強殺し屋伝説国岡[完全版] 」で主演していた井能昌幸クンも出ていたんですね
 
2021年製作、日本映画、「黄龍の村」製作委員会作品
阪元裕吾脚本・編集・監督作品
出演:水石亜飛夢、松本卓也、鈴木麻由、秋乃ゆに、ウメモトジンギ、石塚汐花、大坂健太、上のしおり、藤井愛稀、中村龍介、一ノ瀬ワタル、伊能昌幸


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ライダーズ・オブ・ジャスティス

2022-06-07 17:34:38 | 洋画
マッツ•ミケルセンがデンと構えている傍に三人のどうにも銃がおさまりつかない男たち
マッツとこのジャケ写でセットレンタルに組み入れました

冴えない3人の理系ヲタクのオッサンと、その連中に妻を殺されたと吹聴されてブチ切れマッツ•ミケルセンの復讐劇と思いきや
マッツを含めて4人の心に傷を持った男達の再生の物語だった
いや実に不思議な面白さの映画
 
マッツはアフガンに派遣されている屈強の兵士
妻とJKの娘が故郷デンマークにおり、
1人の少女がクリスマスプレゼントに赤い自転車じゃなく青い自転車が欲しいと言ったことから
どうやらこの自転車屋さん盗品売買してるようで
注文に応じて青い自転車を盗んでくる
それがマッツの娘の自転車で、学校に行けないからと母親に送ってもらおうとするもののクルマのバッテリーが上がっていて
2人で学校サボって街にお出かけしたため地下鉄に乗っかって
1人の数量分析の男に席を譲られて列車事故で母親は死んでしまう
 
分析男は事故寸前に地下鉄を降りた男の行動を覚えてて
コレは事故ではなく表題のライダーズ・オブ・ジャスティスというギャングのボスの裁判証言者を殺すために仕組まれた殺人と判断して
マッツのとこに・・・

マッツの復讐譚として始まる物語ですが、どこかコミカルな台詞の掛け合いもあるものの
要はマッツとギャングたちとのタマの取り合い映画だと思って見てると
その基本プロットの肉付けとして
マッツを含めた4人の男たちの再生の物語に親子愛が加味された作品

予想していたアクション満載の単なる復讐譚にはおわらずに
人生には様々な偶然、思惑、勘違いがからんで動いていくんだってお話に方向が動いていくんですねぇ
クライマックスでは逆にギャングたちに襲われ、娘を人質に取られ風前の灯火のマッツに射撃命令が出された時
ギャングに向かってなんと理系ヲタクの三人の機銃が火を吹いて・・・

そして被弾したマッツと娘は
ってここはマッツさん死んだことにならないのね
彼は生きていたんですねぇ
個人的にはここはマッツさんを殺しておいてほしかったなぁ
決してクライマックスの機銃掃射にしても爽快感とは縁遠い映画でしたが
不思議とエンディングではほっこりとさせられる作品だったかな
青い自転車も新しい乗り手ができたし
オープニングの赤い自転車もしっかりと乗り手が決まったようですし
 
2020年製作、デンマーク・スウェーデン・フィンランド合作映画
アナス・トマス・イェンセン脚本・監督作品
出演:マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・コス、アンドレア・ハイク・ガデベルグ、ラーシュ・ブリグマン、ニコラス・ブロ、グスタフ・リンド、ローラン・モラー
 
コメント (2)
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