連続TVドラマとか古いシリーズ作品をそれなりの価格でBOX化してリリースしてるベストフィールドという会社から、日活のシスタームービー「機動捜査班」シリーズ コレクターズDVD−BOX二本組を順番に見てきてきてました
今作はその第11作目、全13作ですから残り二本となりますか
またまた刑事役の青山恭二さんと悪役の内田良平さんヒロインに、香月美奈子さんの三人がキャスティング一枚目
今作はその第11作目、全13作ですから残り二本となりますか
またまた刑事役の青山恭二さんと悪役の内田良平さんヒロインに、香月美奈子さんの三人がキャスティング一枚目
もう内田さんも香月さんもレギュラーですねぇ
オープニングは二組のヤクザ組織が覇権をかけての銃撃戦
なんと新興勢力戸辺組と地元老舗のヤクザの坂巻組との抗争で、その中で戸辺組幹部の岡田が戸辺親分をどさくさに紛れて射殺してしまう
実はコレを仕組んだのが内田良平さん演じる伴だった、坂巻の幹部山口、木村に功績を自慢げに褒められた伴ではあるが
彼の野望は目先の餌ではなく
坂巻親分を含めて脳溢血に倒し、坂巻から目をかけられ、さらに二人の幹部まで血祭りにあげて
それで坂巻のシマを掠奪しただけでなくさらに大物の風間組のは娘と偶然知り合ったことで坂巻のシマを土産に風間との婚姻を狙って伴の欲望は止まる事を知らず
香月美奈子をも利用して己の欲望というか野望を成就させていく
内田良平のあくなき欲望のままの行動をつぶさに描きつつも
彼の破滅への道を描いた作品
完全に警察側は脇役に過ぎず
内田が殺した人間たちの捜査も立ち行かなくなっていくだけ
ただ伴も女は利用するものって言う心が、愛に目覚めた女の心が読めずに
彼の破滅は香月美奈子さんの愛だったって言う作品
もう主役っていうか内田良平をカメラは追い続け青山恭二の刑事は単なる脇役でしかない存在になってきてまして
コレが最終作品に青山恭二の出演が無いというとこに繋がって言ってるのかな
もう完全に犯罪者のドラマになっているこのシリーズ
今回の脚本は宮田達夫と大門三郎
あと風間組の娘役には和田浩二さんの実姉和田悦子さんだったのね
1962年製作、日本映画、日活作品
宮田達夫・大門三郎共同脚本、小杉勇監督作品
出演:青山恭二、香月美奈子、内田良平、南寿美子、長尾敏之助、弘松三郎、花村典昌、森塚敏、松本染升、木島一郎、小泉郁之助、千代侑子、和田悦子、中台祥浩、山之辺潤一、柴田新三、島村謙二

