ベストフィールドから発売されてるこのシリーズの第十二作目 もう完全にレギュラーって言っていいように今作でも内田良平さんが犯人役 警視13号の活躍とか、今作は結構昼のシーンが多いですねぇ 昭和も38年になり、翌年東京オリンピックを控えての都市交通でのインフラ整備が進み 道路事情もよくなり、その結果交通事故何多くなり 今作ではその事故にまつわるお金儲けに活躍していたのが示談屋さん |
これにはやっぱ反社や準反社的な人物が絡んでいるようですが そんな語りから物語が入っていくものの 本筋はその反社示談屋さんである帝都安全交通協会の内田良平演じる太刀川は 警察の追及を避けて示談屋のは看板を下ろして捜査の目をごまかそうとしてる 彼は実は何も知らなかったんですが、暴力金融業の兵頭のところから金庫の金1000万と、彼仕事の詳細を記載したノートを三国の乾分であった郷鍈治演じる柏木に奪われた 金融のノートを奪われたため警察に訴えるわけにいかなく、怒った兵頭は、柏木がかつて三国の子分であったことから、三国に金やノートを取り返すように命令した 一方柏木は、金とノートを東京駅のロッカーへ預けた直後、これは偶然の何ものでもなく兵頭の娘阿里子の運転する車にハネられ病院につれこまれた これを見ていた太刀川は阿里子に代って自分が車を運転していたことにして、阿里子に五十万円請求するのだった・・・ 意識を回復した柏木は病院を脱出、多摩川の安宿で兵頭の情婦花江と逢っていた。強盗は花江の計画だったのだ そこで柏木は初めて、ロッカーの鍵を落したことを知り愕然となる 実は阿里子の車の中に落したのだ。 そしてその鍵の意味を太刀川は知っていなかった。 柏木は太刀川を訪ね、鍵を返せと迫った。初めて意味を知った太刀川は、三国には柏木を引渡すからと言い、柏木には山分けしようと持ちかけ、二人を深夜の貨物駅に呼びだした。しかしいきなり三国が拳銃をぶっ放し、柏木も太刀川を狙った。怒った太刀川は二人を射殺してしまった 太刀川は花江を訪ね金の在り場所を吐かせた。一方機動捜査班もようやく太刀川の存在を確認し彼を追っていた・・・ いや今作は多摩川ペリそして箱根の温泉プール、狭山の人工スキー場と時代の最先端のレジャー施設のロケ さらに最終的には東京駅でのロケまで敢行しており 東京駅でのロケはゲリラかと思いましたがホーム降りて線路での犯人確保とか 逃げる際の銃撃戦シーンがないので東京役の許可受けての撮影だったようで そのまま丸の内側から、ヘリでの機動捜査班の車両が日比谷通りから警視庁まで俯瞰で追っかけて劇伴での盛り上げがという常套手段でエンドマークが出るんですね |
1963年製作、日本映画、日活作品
松村基生原作、遠藤三郎・西田一夫共同脚本、小杉勇監督作品
出演:青山恭二、楠侑子、上月左知子、内田良平、、長尾敏之助、花村彰則、弘松三郎、山田禅二、野呂圭介、兵頭の娘・阿里子進千賀子、木島一郎、河野弘、高野誠二郎、片桐恒男、八代康二、高田栄子、志方稔
