MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

闇稼業 詐欺道

2022-06-09 23:21:10 | OV
六月6日のチャンネルNECOの深夜枠でOAされた作品の録画視聴です
今は故人となられた根津甚八さん主演のVシネマです
なんと監督は望月六郎さん
なんと2000年の作品ですから、根津さんもお若い
なぜかDVDは2011年にリリースされているんですねいわゆるレンタルビデオ屋さんの高回転用アイテム作品という事で女優さんとの濡れ場も用意されてましたねぇ
 
親から継いだ小さな鉄工所を営んでいた根津甚八演じる工藤だったが、取り込み詐欺に遭い、一家離散
その後、酒に酔っているところをオヤジ狩りに遭って、過剰防衛で実刑を食らってしまい
ようやく出所してきた途端に詐欺被害に遭ってしまう
 
そこで工藤は、自分も詐欺師になることを決意して、務所で同房だった斎藤暁演じる遠山や、遠山に雇われている木村衣里演じるリョウコと組んで、様々な詐欺を起こして小銭を稼いでいるもののの大きな“地面師”詐欺を計画して
工藤は自分の財産を奪った男への復讐も兼ねようとしていて・・・

序盤は根津甚八が被害者、加害者になり様々な詐欺の手口を映像と字幕で紹介していくテンポの良さに映画に乗せられていく
中盤以降“地面師”詐欺の計画が動き出すと、根津甚八はこの“仕事”で自分の復讐もかねて成功するものの
どれも束の間敵の方が一枚上手で騙したつもりが騙されていたって事で
斉藤暁らと共に再び大勝負に出るお話
 
一応成功するもののその詐欺の様子は「借王」シリーズみたいに大掛かりな詐欺でしたねぇ
って「借王」シリーズもまだ二本このブログにも書き残しているなぁ
 
なんか最後の最後でどんでん返し的な“秘密“と”真相”も明らかに・・・
って続編作る気満々な終わり方でしたが
いったい続編は作られたのか私にもわからない
 
詐欺師のお話はフィクションとしては面白いですが、実際には会いたくないけども
20年前のVシネマにはしっかりとした濡れ場が用意されているんですね
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2000年製作、日本Vシネマ、softgarage作品
望月六郎監督作品
出演:根津甚八、斉藤暁、木村衣里、手塚とおる、黒沼弘巳、奈良坂篤
 
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2022-06-09 17:04:02 | 洋画未公開
先に見た「KIMI/サイバー・トラップ」とWBから“ハリウッドプレミアム”企画作品としてのレッテルが貼られていて
さほど気にして無くてそのレッテルとこちらの作品は
ジャケット写真から受けるイメージがなんとなくセクシャルマイノリティの方向な映画だと思い込んで一緒にレンタルしてきて
「KIMI」の方はある意味拾い物の小粒な作品でしたが
 
先に言ってしまうとちょっとセクシャルマイノリティ的な要素があるにはありましたが・・・・
こちらの作品は、ここんとこ実にタイムリーな作品です
どこがタイムリーかというと
連日のようにここんとこニュースで情報が流されてるようにアメリカの各所で起きてる
学校とかでの無差別銃撃事件のお話でした
って事でスリルとサスペンスというかエロチックというようなレズではなくて
 
とあるアメリカの高校で起きた銃撃事件で九死に一生を得たっても
トイレに偶然入ってて、そこにいた上級生と撃たれて逃げてきた黒人とトイレの個室の便器の上に隠れて
銃声がなるたびに心臓を縮めたヒロインの
 
事件後のトラウマ生活を淡々と描いた実に重たい作品だった
学校カウンセラーでも解決できないトラウマを抱えて、学校にも通えなくなったヴァダに焦点を当てている映画
一緒にトイレにいた上級生ミアはお酒でなんとか精神を保っていたようですね
ただお金持ちのアーティストの両親は海外にいて戻ってこないから
 
そこでミアの家で2人して酒と薔薇の日々ではなく酒とクスリで銃撃前の日常を取り戻そうともがく2人のJKの後遺症の日々を描いていくだけですが
ヴァダのボーイフレンドは銃規制へのアジテーターとして自己を解放していくんですね
しかしヴァダはどんどん銃撃時に受けた恐怖感から逃れることができず
親にも何も話せない日々がミアとのレズでも開放されることもない
 
まぁ学校側も不登校になってもPTSDから本人が立ち直るまでは不登校でも寛容なんですねぇ
親自体もどうする事もできずにいる
コレはまさに現代アメリカの歪んだ世界を真正面からとらえた作品で
見させられてるこっちにも後遺症の重さはズンって伝わってくるんですね
 
でも時間はある意味解決してくれるようで、ヴァダは今までに起こしたミアとの酒とクスリとレズを一気に母親に告白しちゃう
それを受け止めてくれる母もすごいけど
 
学校にもようやっと通えるようになったヴァダでしたが
ある日他地区で再び起きた学校内での無差別銃撃事件の報道に接してトラウマが突然起きるヴァダの姿で映画は終わる
 
無差別銃撃事件で生と死を分けるっていう現実と
生き残った人間にも相当な傷をあたえるもんなんですね
映画としては銃規制に舵を切ってるとも思える作品
コレもある意味現在のアメリカの1つの分断でもあったんですねぇ
 
2021年製作、アメリカ映画
ミーガン・パーク脚本・監督作品
出演:ジェナ・オルテガ、マディー・ジーグラー、ナイルズ・フィッチ、ウィル・ロップ、ジョン・オーティス、ジュリー・ボーウェン、シャイリーン・ウッドリー、ルミ・ポラック
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