国際放映から毎月数本ずつ大蔵貢の新東宝作品が“新東宝キネマノスタルジア”シリーズとしてDVD化されてリリースされており
今月も三本ほど4日にリリースされてましたので・・・
なんと三原葉子さんと万里昌代さんとのW主演のこの作品
あのアレクサンドル・デュマの小説『巌窟王』を女性姉妹を主人公に置き換えて新東宝がお色気アクション映画として1960年にカラー作品として映画化したんですね
今お色気って書いたけどそんなシーンは全くありません
っていうか九州の南の果ての漁場の街で、そこを牛耳る江見俊太郎さん演じるやくざのボス何経営してるキャバレーに新人踊り子として三原・万里の姉妹がデビューして
見初めたボスが一晩の慰みと姉のは三原を指名するものの
なんとキャバレーの支配人とデキてたもんだから、妹の万里の方を無理矢理手籠にしてる間に
麻薬が誰かに奪われてこの姉妹の兄弟に嫌疑がかかり三人まとめて始末をって時に高宮敬二が窮地を救うものの姉妹は海っペリのは洞窟に逃げ込んだものの崩れて高宮は即死
二人も死んだものと・・・
ところがどっこい二人は生きてて海賊何隠匿していた宝物を発見しなんとか崖から脱出したもののそこは海
ところがどっこい二人は生きてて海賊何隠匿していた宝物を発見しなんとか崖から脱出したもののそこは海
いわゆる無人島に取り残された状態のとこに
颯爽と現れる吉田輝雄、新東宝のハンサムタワーの二人に命を助けられた姉妹は海賊の財宝と吉田輝雄の力を借りて江見一味に復讐を始めるのだった
って言うたわいもない作品ですが
結構新東宝ではチカラ入れての製作だったようで
カラーシネスコ作品ですから盆暮れのはいずれかの公開作品と見て取りましたがなんと1960年の10月公開の作品だったのね
ちょっと読みは外れたものの
新東宝作品ではかなりお金かけてて銃撃戦だとかアクションの見せ場も色々と趣向を凝らしていたんですね
それにしてもデュマの翻訳でこう言った作品を作っちゃうところは日本映画界のお家芸ですかね
それにしても復讐と言いつつもこれまた全てなんか天の配剤みたいなとこばっかりでしたが
まぁこんなものでしょう
堂々と製作大蔵貢ってトップに君臨してる作品でもあったようです。
前半江見の組員だった高宮敬二が二人の姉妹に加担するのは妹に惚れていたからっていうのは理解できるのですが
後半吉田輝雄何二人の復讐に加担してるのはまったく意味がわかりません
まぁアクション担当っていうことだろうっていうのはわかるんだけどなんで加担したのか全くわからない
またこの姉妹も素顔晒して敵と対峙するっていうのもなんともねぇ
ってツッコミどころ満載でした。
1960年製作、日本映画、新東宝作品
小野田嘉幹監督作品
出演:三原葉子、万里昌代、高宮敬二、吉田輝雄、江見俊太郎、沢井三郎、沖竜二、魚住純子、大友純、黒丸良、新宮寺寛、高村洋三、宮浩一、川辺修詩、倉橋宏明、筑波次郎、晴海勇三、池谷竜太郎、佐伯一彦
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