MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

女巌窟王

2024-12-16 19:34:11 | 邦画
国際放映から毎月数本ずつ大蔵貢の新東宝作品が“新東宝キネマノスタルジア”シリーズとしてDVD化されてリリースされており
今月も三本ほど4日にリリースされてましたので・・・
 
なんと三原葉子さんと万里昌代さんとのW主演のこの作品
あのアレクサンドル・デュマの小説『巌窟王』を女性姉妹を主人公に置き換えて新東宝がお色気アクション映画として1960年にカラー作品として映画化したんですね
今お色気って書いたけどそんなシーンは全くありません

 
っていうか九州の南の果ての漁場の街で、そこを牛耳る江見俊太郎さん演じるやくざのボス何経営してるキャバレーに新人踊り子として三原・万里の姉妹がデビューして
見初めたボスが一晩の慰みと姉のは三原を指名するものの
なんとキャバレーの支配人とデキてたもんだから、妹の万里の方を無理矢理手籠にしてる間に
 
麻薬が誰かに奪われてこの姉妹の兄弟に嫌疑がかかり三人まとめて始末をって時に高宮敬二が窮地を救うものの姉妹は海っペリのは洞窟に逃げ込んだものの崩れて高宮は即死
二人も死んだものと・・・
ところがどっこい二人は生きてて海賊何隠匿していた宝物を発見しなんとか崖から脱出したもののそこは海
いわゆる無人島に取り残された状態のとこに
 
颯爽と現れる吉田輝雄、新東宝のハンサムタワーの二人に命を助けられた姉妹は海賊の財宝と吉田輝雄の力を借りて江見一味に復讐を始めるのだった
って言うたわいもない作品ですが
結構新東宝ではチカラ入れての製作だったようで
カラーシネスコ作品ですから盆暮れのはいずれかの公開作品と見て取りましたがなんと1960年の10月公開の作品だったのね
ちょっと読みは外れたものの
 
新東宝作品ではかなりお金かけてて銃撃戦だとかアクションの見せ場も色々と趣向を凝らしていたんですね
それにしてもデュマの翻訳でこう言った作品を作っちゃうところは日本映画界のお家芸ですかね
それにしても復讐と言いつつもこれまた全てなんか天の配剤みたいなとこばっかりでしたが
まぁこんなものでしょう
堂々と製作大蔵貢ってトップに君臨してる作品でもあったようです。

前半江見の組員だった高宮敬二が二人の姉妹に加担するのは妹に惚れていたからっていうのは理解できるのですが
後半吉田輝雄何二人の復讐に加担してるのはまったく意味がわかりません
まぁアクション担当っていうことだろうっていうのはわかるんだけどなんで加担したのか全くわからない
またこの姉妹も素顔晒して敵と対峙するっていうのもなんともねぇ
ってツッコミどころ満載でした。

1960年製作、日本映画、新東宝作品
小野田嘉幹監督作品
出演:三原葉子、万里昌代、高宮敬二、吉田輝雄、江見俊太郎、沢井三郎、沖竜二、魚住純子、大友純、黒丸良、新宮寺寛、高村洋三、宮浩一、川辺修詩、倉橋宏明、筑波次郎、晴海勇三、池谷竜太郎、佐伯一彦
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あのコはだぁれ?

2024-12-16 05:05:05 | 邦画
渋谷凪沙目当てでJホラー作品をそれも数量限定のBlu-rayを購入してまでしてんです
そうなんです私は営業おバカとしてバラエティ番組でその存在感を誇示してた時見初めて、”.このコはだぁれ“.って調べたらNMBの子だったけど
まぁ彼女のクイズでのおバカ解答でのセンス・オブ・ワードに魅せられて推しになったんですが
実際に売れだした途端に営業おバカを卒業してなんとバラエティ番組を一人で回せるほどのお力を示されておられる凪沙ちゃんがついに映画初主演
 
まぁ売れる子は売れるんですね、いやなかなかな演技でもありましたよ
ミンナのウタ」を前作(って言っていいのかはわかりません)が何せ素人ばかりのアイドルグループで女性客をターゲットとして作ってたものを
今度は凪沙ちゃんでいわゆるホラー作品の正統作を作ろうって考えたんでしょうか
いやJホラーのトーシローの私がいうのもなんですが、相変わらず怖くもなんともないホラー作品でしたね
 
まぁ前作のJC落下事件と同じシチュエーションで再びって言う寸法に前作の高谷さなが再び・・・
オープニングいきなり染谷将太が車にはねられてなんと自販機の下に
これって前作も自販機の下に手を入れてってシーンがありましたよね
っていうかもうオープニングから笑うしかない映画 、染谷将太そのまま昇天してたら私メのこの作品への評価は高かったと思うものの・・・
 
やっぱ怖くない作品でしたよね、清水崇監督ってJホラーの神様みたいな存在だって思っておりましたが
全く怖くないってドーユーこと?私の感覚がおかしいのかな
怖くないならないようにバッドエンドにしてくれてたらいいのに
これまたかなり中途半な絞め方で終わるんですね
 
まぁクレーンゲームのシーンが一番怖いって世間様はおっしゃるものの私メは怖いともなんとも感じなかったんですが・・・ただメイクで脅してくるだけでしょ
いわゆる昭和の日本映画界ではお盆の納涼怪談祭りって言う映画が各社っても5社しかないのが毎年変わりばんこに怪談映画を作ってこういう脅し方してきてたのの踏襲でしかないんだねぇ
 
とにかく漸層的に観客の恐怖心を煽りに煽っての最後にドカンってこう言った恐怖造形を出してくれれば見てるこっちの恐怖も絶頂を迎えるんだろうけど
そう言ったプロットではなく脅かし要素がつながりもないままに単発で刹那的な映像だけで驚かそうっていうのはホラー映画の基本じゃないよね

この作品は渋谷凪沙ありきで見る作品でしかなかったようですね
彼女はこれからは女優さんでもいけることが証明されましたのでマルチタレントとして活躍してほしいなぁ
前作とのつながりでの役での出演者が多いのでやっぱ続編でいいよね
 
2024年製作、日本映画、「あのコはだぁれ?」製作委員会作品、松竹配給
清水崇共同原案・共同脚本・監督作品
出演:渋谷凪咲、早瀬憩、 山時聡真、荒木飛羽、今森茉耶、穂紫朋子、 今井あずさ、堀桃子、 松尾諭、小原正子、伊藤麻実子、南山莉來、山川真里果、 松木大輔、白鳥廉、まぁ、 中務裕太、マキタスポーツ、染谷翔太
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする