ジャケットから醸し出される父子のなんか楽しそうな雰囲気とは裏腹に実に重たい救いのない映画だった。
こんな重たい映画を見せられるとは思ってもみなかった
いつものように映画の情報が出てても全く事前に入れないから
見終わってかなりずしんと来る。
個人的にも父親ではあるがまさかこういう風に人間としていわゆる親と子の情愛だけでは語れない何かっていうのもあるんだっていうことを、これほど如実に突き放して語られる衝撃の破壊力には凄いものがあるんですね。
親の生き方を子に強いることはいけないことは頭でわかっていても
社会的な常識として
ふつうに生きて欲しいと願うのは親の心理でもあるわけで
ふと気付けば自分が生きてきた生き方を知らず知らずのうちに押し付けているっていうことはあるわけで
親がこうだったから自分はそれに反発してる今の社会的に成功した地位にあるわけで
親子二代で反発してきた
そうアンソニー・ホプキンスとヒュー・ジャックマン親子のそれぞれの生き方を見せているものの
そう言った自分自身の人生って忘れているもんですねぇ
自由に生きたいって言う思いは人それぞれちがっているんだろうけども
それが頭ではわかっていても父親の愛で包めば・・・
っていう思いは子には負担でしかないということなのか
っていう思いは子には負担でしかないということなのか
ましてや思春期の少年の心に自分と母親を捨てて若い女に走って行ったっていうココロに与えた傷なんて全く分からなくて・・・
拳銃が洗濯機の後ろに隠してあるっていう会話だけで
何回か洗濯機を見せてくれるから、こっちは拳銃を使うっていう伏線って読めたけど
先読みしていた使い方とはまるでちがってたなぁ
なんか老けたローラ・ダーン見せられたけど、やっぱ役者としては上手いよね
二時間強画面に引きつける力のある作品だけに
最後の衝撃の重さが・・・
木下工務店の映画はやっぱ見てそれほどの衝撃を受けようとも見て損のない作品を配給してくるよね
木下工務店の映画はやっぱ見てそれほどの衝撃を受けようとも見て損のない作品を配給してくるよね
2022年製作、アメリカ・フランス・イギリス合作映画
フローリアン・ゼレール共同脚本・監督作品
出演:ヒュー・ジャックマン、ローラ・ダーン、ヴァネッサ・カービー、ゼン・マグラス、アンソニー・ホプキンス、ヒュー・クオーシー、ウィリアム・ホープ、アキー・コタベ
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