MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

FUNNY BUNNY

2021-11-30 17:30:34 | 邦画
積極的に日本映画を見ていこうという企画で視聴した作品
どうやら監督・脚本の飯塚健氏によって2012年に上演されたオリジナル戯曲を映画化した作品のようです。
したがって全編会話劇でした
ある程度舞台から離れた脚本に書き換えて映像的に映える作品に昇華させているようですが
映画キャストによる演技力で見せつけてくる作品ですが
映画としてのいわゆるクライマックス的な盛り上がりにかけた作品で
かなり映像に頼ってる感は否めなかったかな
 
演劇としてはどうだったのかはわかりませんが、全体が二部構成になってて
最初は図書館襲撃というか強盗というか
って何も取らないんですから強盗ではないですよね
そしてその4年後、今度は放送局というか電波ジャックするお話
そのどちらも友人の死が関わってて
その関わってる人物の再生の物語と言った作品
 
まずは図書館襲撃事件
中川大志演じる剣持聡と岡山天音演じる漆原聡の二人がタクシーを止めて区立図書館に
このタクシー運転手に菅原大吉さん、わざわざ図書館で運転席から降りてきて
イギリス型のツーボックスタイプのスライドドアをうやうやしく開けると
ピンクのウサギの頭だけかぶった二人が出てきて
足音軽く図書館に消えてゆく
このつかみはOKなんですが
ってこの図書館実に素晴らしく綺麗で広々としてる立派な新築図書館
気になってエンドクレジットで目を皿のようにして見てたら宮城県大崎市の図書館だった
 
そこで閉館直前の関めぐみ演じる司書服部茜と、彼女に気がある新見晴とヘッドホンしてて閉館を気づかなかった遠藤葵を人質にして
絶対借りられない本を探すという図書館ジャックを起こすものの
色々と人質と犯人とが会話してるうちに
剣持の高校時代に友人が自殺しており
その彼が絶対借りられない本に宝の地図を隠したから
それを探すために襲撃したことが5人の会話を通して判明していく中で
なんと犯人と人質とが共感しあって友情を育んでしまう
そして本を見つけ
剣持は友人の自殺から解放される
 
そして4年、彼らの友情は続いており、今度は司書服部茜の友人がバンドを組んでいた友人が死に
その影響でバンドメンバーの一人が音楽から離れてしまった話を聞いた彼らは
その音楽から離れた菊池を拉致し、さらに元の二人のメンバーにも話を通して
地元FM局をジャックして、茜の友人の追悼と菊池の再生をはかるのだった
 
まぁお話としては一応配役が繋がっているものの同じような内容で人間の再生を図るだけに終始していたようで
個人的には二本の戯曲を一本にしtsのかなっていう気もしないでもないのですが・・・
二つのエピソードを繋ぐ役割として2つ目の場合は5人がウサギのヘッドをかぶっていたりで
コレがある意味“Bunny”なのかなぁって見てたけど
っていうか珍しいことにねオチしそうにならなかったなぁ
 
でもエピソード的に同じような再生物語だったし、あまりにも平板すぎてたような・・・
東京03の角田昭博が演技だけで客演していたなぁ
 
2021年製作、日本映画、「FUNNY BUNNY」製作委員会作品
飯塚健原作・脚本・監督作品
出演:中川大志、岡山天音、関めぐみ、レイニ、森田想、ゆうたろう、田中俊介、佐野弘樹、山中聡、落合モトキ、角田晃広、菅原大吉
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤクザプリンセス | トップ | 人妻熟女(秘)劇場 淫らな秘... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事