山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ブナの森で足慣らし

2016-07-03 21:17:22 | 山歩き.散歩
徳本峠からちょうどひと月も山にご無沙汰してしまった。
今年は7月~10月に毎月ちょっと長めの山旅を計画している。
体を山に慣らしておかなければと軽く足慣らしのつもりでお気に入りのブナの森に出かけた。

今回は小菅の道の駅から山沢川に沿った林道をワサビ田まで45分ほど歩いてから
山沢入のヌタまで1時間半ほどの登りで鈍った足をいじめてやった。





夏のキノコを摘みたくて、ここから鶴寝山への道を辿る。





食べごろのマスタケを見つけて摘んだ、天ぷらにすると旨いキノコだ。
マスタケの名の由来は、このキノコが鱒の肉の色に似ているからだとか。





唐松が混生する辺りでハナイグチを見つけた。
ハナイグチは9月のキノコだと思っていたのに、この子は季節を間違えたのだろうか?





この巨樹の道はブナやミズナラの古木が林立していて飽きることがない。





ブナの倒木にヒラタケが群生していたが、ちょっと食べごろを過ぎている。





下界はこの夏一番の猛暑の筈なのに、葉が繁ったブナの森は涼やかな風が通り抜けていく。





苔の生えたブナの古木にヒラタケが遥か高みまで群生していた。





手の届くものを食べる分だけ摘んだ、この肉厚のヒラタケも天ぷらにして頂こう。





大マテイ山まで1時間ほどの登りでまた足をいじめてから棚倉小屋跡へと下り、ちょっと戻ったところがここ。





午前11時、山飯するにはちょうどいい時間になった。
さ~てと、これからマスタケとヒラタケの天ぷらを肴にビ-ルだぜ、、、、
と、ザックに入れた筈の天ぷら粉と油がないじゃん、最近なぜか大事な忘れ物が多い気がする。





仕方なくマヨネ-ズを油代わりにヒラタケとハナイグチをソテ-にした。
これはこれでそれなりに美味しいのだが、やはり満足感には欠けるなあ!







お腹が満たされたら急に睡魔に襲われる、いつものことでございます。
倒木を枕に2時間ほど、そよぐ風の中で心地よく午睡を楽しんだ次第です。




皆さんも山行前の準備はくれぐれも怠りなく。
大事なものを忘れたら取り返しのつかないこともありますからね!

コメント (33)
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