クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

卒業実技試験 その5

2016-02-06 | 下の娘ごと

実技試験の前日も、E先生のレッスンが入っていました。

前日ともなれば、もう自分のペースで練習、調整するのが普通かと思いますが、

おそらく娘の仕上がり具合を心配に思ってくださったのでしょう。

日曜日にもかかわらず、レッスンを入れてくださいました。

試験準備のためなのか、前日は大学のレッスン室も練習室も使用不可になっていました。

となると、当然ご自宅レッスンになるかと思うのですが、

そうはならず、前回の実技試験の時同様、

E先生は大学最寄駅近くのスタジオを借りてくださったのでした。

2台ピアノがある部屋を確保するため、2週間程前には予約していらしたという。

大学最寄駅は、娘にとっては近いですが、E先生にとってはその倍以上かかる距離。

自宅までいらっしゃいと言ってくだされば、それで済むことなのに。

試験前日に、遠い場所まで来させるのはかわいそう、と考えてくださる心優しい

E先生なのです。

スタジオ代も、先生のお気持ちということで、受け取ってくださいません。

これをされてしまうと、私は本当に申し訳ない気持でいっぱいになりますし、

娘の方は、

「ここまでしてもらったのに、E先生をがっかりさせてしまったらどうしよう

と、さらに緊張してしまうのです。

先生のご厚意にお応えする方法はただ一つ。

娘が実技試験で、自分の音楽を表現すること。

それだけです。


コンクールの帰り道、スタバでちょっと休憩。





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