クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

素敵なコンサート その3

2016-02-15 | 日記

一昨日紹介したプログラムの中に、実は入れていない曲がありまして。

後で、別途書こうと思って抜きました。

それは、アンダーソンの「そりすべり」という曲。

曲名に聴き覚えがなくとも、クリスマスの時期に流れたりするので、

ほとんどの方が知っている曲だと思います。

この1曲だけ、演奏者の方々と一緒に、一部の保育園児、障害を持つ方が共演しました。

これが、素晴らしくて!

人が集中して一生懸命打ち込む姿というのは感動を呼びますね。

障害を持つ方の中に、一人、ずば抜けてリズム感の良い青年がいて、

ウッドブロックを担当していたのですが、その堂々たる演奏に、

娘たちも私も、あっという間に惹きこまれてしまいました。

すごいね、すごいね、と何回連呼したか。

プロとの共演だというのに、彼がテンポを作っていました。

休符の後も、潔く入るし、常にまったくブレないのです。

彼には、専門的に打楽器を勉強してほしいな、なんて思ってしまいました。

このコンサートの音楽監督をされていて、ピアニストでもある三谷温さんが、

この学園のクリスマス会で、このアンダーソンの「そりすべり」を聴き、

その素晴らしさに感動、ぜひ共演したいと思われ、この企画が実現したのだそうです。

プロの音楽家をして、そう思わせるだけの何かを持っているのですね。


フライヤーにはなかったのですが、コンサートミストレスが、なんと小林美恵さんでした。

あのロン・ティボー国際コンクールで日本人で初めて優勝された方です。

まさかそんな方まで出演されるとは!

彼女も演奏は真剣に、でもとても優しい表情をされていました。

ソロ部分も多くあったので、間近で聴くことができて、本当にラッキーでした。

今回、どの曲もとても良かったのですが、特に聴き入ってしまったのが、

アイネクライネ・ナハト・ムジークでした。

素晴らしい演奏でした。

ジェラール・プーレのヴァイオリンは、フランスで聴いた時の感想を裏切らないものでした。

やはり、彼はそういう演奏スタイルなのですね。

その彼も、園児や障害のある方、観客、そしてこの会場自体の醸し出す温かみに

何か感じるものがあったようです。

ソリストを務める曲以外には出演しない予定だったそうなのですが、自ら申し出て、

それ以外の曲にも急遽参加されたのでした。

彼もやはり、とても優しい表情をしていました。

素敵な時間でした。


沖縄料理のお店でお昼ごはん。

豆腐チャンプルー。




沖縄ちゃんぽん。





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