速報 吟醸首位 開運さん 純米吟醸首位 磯自慢さん 志太泉 吟醸、純米吟醸入賞
これくらい不鮮明の方がよいか?
3月8日 静岡県杜氏研究会が開催されました。
今年は、志太泉酒造の望月は委嘱されています。
そのため立場上思った事をすべては書きません。
問題のない範囲で書きます。
①今年は静岡県の各蔵はけっこう良い酒がそろっていると思います。
②志太泉の酒も吟醸、純米吟醸ともまずまずの順位でした。
③これぞカプロン酸エチルというような酒はなかったです。
少し前になりますが、インターナショナルワインチャレンジ酒部門の賞状が届きました。
志太泉の「純米吟醸 誉富士」、「純米吟醸 身上起」がともに銅賞となっております。
(賞状は誉富士です)
インターナショナルワインチャレンジは、種類別に7つのカテゴリーに分かれています。
今回の志太泉の2種類のお酒は、「純米大吟醸・純米吟醸」というカテゴリーに属します。
そのため、多くの純米大吟醸酒と品質を競わなければなりません。
海外審査員が多いので通常の日本酒の評価基準とは異なる面はあるかとは思いますが、通常は、純米吟醸で純米大吟醸より高い評価を受けることは難しいです。その中で純米吟醸酒で銅賞となったのは、健闘したと思います。
審査については、こちらに詳細があります。
http://www.sakesamurai.jp/
一点気になったのは、IWCレポート2日目のこのような記述です。
(前後の文脈は、リンク先を参照ください)
Faultとなる理由はTCA、フゼール、ダイアセチル、イソアミル臭など様々ですがやはりOUTはOUTで帰ってくるところは流石です。
イソアミル臭というのは、通常酢酸イソアミルの事を意味していると思われます。
極めて普通に読むと、酒の香りとしてあきらかに失格となる香りには、酢酸イソアミルなど様々な香りがありますが、(酢酸イソアミルなどのある酒は)やはりだめなものだめだとして再度判定する(審査員の能力は)さすがです。
という事になります。なにかの翻訳ミス等であれば、良いと思いますが、
もし、本気でそう判断しているとすれば、ずいぶん静岡県の酒にとっては、難しい状況ですね。
インターナショナルワインチャレンジ2015の「SAKE部門」
純米吟醸酒・ 純米大吟醸酒の部にて
BRONZE 志太泉 純米吟醸 誉富士 ㈱志太泉酒造 静岡県
BRONZE 志太泉 純米吟醸 身上起 ㈱志太泉酒造 静岡県
がブロンズを受賞しました。
http://www.sakesamurai.jp/iwc15_medal.html
山田錦の精米歩合40%以下の純米大吟醸クラスのが多い中で
誉富士と愛国の精米歩合55%はよく健闘したと思われます。
取り急ぎブログにてご報告申し上げます
3月25日静岡県清酒鑑評会の一般公開が開催されました。
昨年約380人の参加があったようですが、今年の参加者は500人を超えたらしいです。
今年は、スポイトを使用して参加者に自分のグラスに注いで頂く方式に変わりました。
これは、昨年まで最も注目を集める県知事賞のお酒(各部門1位のお酒)に参加者が殺到してかつ一部のお客様が、大量に飲酒される例もあったため、あまりにも早く県知事賞のお酒がなくなり、多くの方に試飲して頂くという当初の目的から外れる面があったからです。
もちろんお客様の利便性を欠く面はあるかと思いますが、静岡県清酒鑑評会の一般公開の趣旨は前述のとおり、多くのお客様のお試し頂くことです。何卒ご了解よろしくお願い申し上げます。
一般公開後、清酒製造業者が出品酒の利き酒を行います。こちらは、出品酒の品質向上(本来的な意味からすれば、出品酒の品質向上のための技術を市販酒に応用する事)が多分目的です。
以下は、私的な利き酒の感想です。(以下敬称略)
吟醸部門 県知事賞の開運は、香りも高く、味ではバランスの良いまるみがあり県知事賞に相応しい酒だと思います。審査では接戦と聞いておりますが、2位以下とは(酒質で)差があると感じました。
純米吟醸部門 首位賞の開運は、吟醸部門の酒とも共通する香りの高さ、味の上品さがありました。また上位の正雪は、これこそ酢酸イソアミルの吟醸の典型ともいうべき香りがあり、磯自慢はやはり酢酸イソアミルの香りが高くかつ味わいがありながらキレが良い酒でした。この3つの酒は、各々の御蔵のスタイルが高度に表現されたものであり、どのお酒が首位賞を獲得してもそれぞれ素晴らしいものかと思います。
また、個人的な嗜好として、白隠正宗は非常に美味しくもう一杯飲みたくなる酒と思います。
3月9日静岡県杜氏研究会が開催されました。
静岡県内の杜氏が今年の新酒(吟醸酒・純米吟醸酒)を持ち寄り審査会を行います。
3月13日開催の静岡県清酒鑑評会の出品酒の検討会の意味合いもあります。
午後から杜氏研究会の利き酒に行ってきました。
もちろん個人的な酒の好き嫌いも考えますが、利き酒も鑑評会モードというか、静岡県清酒鑑評会での評価がよいかどうかという尺度で利き酒しました。
全般的に今年はお酒が甘いのかなという予想でしたが、やはり全般的にやや甘目でした。
吟醸酒では、開運さんのお酒がエレガントで非常によかったです。純米吟醸は、各蔵の酒質にばらつきがあり本戦であるも静岡県清酒鑑評会の純米吟醸部門も混戦模様かと思います。
平成27年静岡県鑑評会
【出品】
吟醸酒と純米吟醸酒の2部門、各蔵それぞれ2点まで出品できる。
酸度の制限はなし。
【審査基準】
酢酸イソアミルとカプロン酸エチルのバランスがよく、酢酸イソアミルがより強い酒を評価する。
審査員は11人で3点法
吟醸酒はアンバーグラス(酒の色がわからない)、純米吟醸酒は蛇の目ききちょこ(酒の色がわかる)で審査する。
【日程】
3月13日(金)審査
3月23日(月)正午から午後2時 JR静岡駅前葵タワーで一般公開
藤枝市内の4蔵(以下敬称略)「初亀」「杉錦」 「喜久醉」「志太泉」が藤枝らしい笑顔と元気を届けることができ、「藤枝の誇り」「安心の証」「コトづくり」という点に優れた商品に付与される称号「藤枝セレクション」に「藤枝四傑」として選定されました。
藤枝セレクションの中でも、最も優れた商品に付与される「藤枝市セレクションプレミアム」には「静岡抹茶スイーツファクトリー ななや」の「藤枝抹茶ジェラードプレミアムNO7」が選定されています。
詳しくは下記のPDFファイルで
http://shidaizumi.com/summary/place/fujiedaselection2014.pdf
審査会の模様はこちらです。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=666138030143548&id=340121909411830
審査員の名波さんは、まだジュビロの監督になる前です。
これから3週間がジュビロにとっては、本当に大変な時期です。
頑張ってほしいです。
池袋のサンシャインでの「平成25酒造年度 全国新酒鑑評会 公開きき酒会」行ってきました。
http://www.japansake.or.jp/sake/fair/about_kikizake.html
基本的にすべて利き酒をしたお酒にメモを書いてあります。
メモについては、2つ考え方があります。
一つは、メモをとらない方法。会場を回るスピードはアップして多くのお酒を利き酒できるという利点があります。ただ記録がないと忘れてしまいます。
もう一つは、簡単なメモを取る方法。メモをとるためスピードが落ちてすべてのお酒を利き酒できません。そのため利き酒するお酒を選定する必要があります。
昔は、メモなんかしなくても、記憶してるとうぬぼれていましたが、最近は物忘れが激しいのでメモはとります。
なにをメモしてるかいうと、予想カプロン酸エチル濃度とか、予想日本酒度とか、香りや味の特徴とか、予想される製法などのうちどれかを書いています。あとは、「美味しい」とか「まずい」とか「好き」と「きらい」とかという主観も書いてあります。
東北地区は金賞入賞率、人気とも非常に高いので長い行列ができます。そのため、それを避けて西日本から回りました。またすべての利き酒はあきらめ金賞酒と気になる蔵のみを利き酒しました。
利き酒出来た地区は、北陸・東海。中国。四国・九州。近畿。甲信越まででした。関東。北海道・東北①.東北②は利き酒出来ませんでした。
全体の印象は、やはり甘みがあり、香りの高いお酒が評価されていました。
今年はなんとか、全国新酒鑑評会で17回目の金賞とれました。
けっこう何度も書きますが、なかなか全国新酒鑑評会については悩みます。
ここ数年ずっと大吟醸は、「金賞酒を獲得しやすい酒質」と「当社の造りたい酒質」の間で「二兎を追い続けている。」わけです。
いつか20回金賞を受賞したらいろいろ変えてみようかな。
ということで20回金賞を受賞した時の予想をしてみます。
〇20回金賞を受賞したら、その後の全国新酒鑑評会は静岡酵母で出品する。
×20回金賞を受賞したら、その後の全国新酒鑑評会は純米で出品する。
△20回金賞を受賞したら、その後の全国新酒鑑評会は誉富士で出品する。
〇20回金賞を受賞したら、その後の全国新酒鑑評会は普通酒規格で出品する。
△20回金賞を受賞したら、その後の全国新酒鑑評会は精米歩合70%以上で出品する。
×20回金賞を受賞したら、加賀屋で大祝賀会を開催する。
△20回金賞を受賞したら、焼津グランドホテルで中祝賀会を開催する。
◎20回金賞を受賞したら、内輪でお祝いする。
×20回金賞を受賞したら、新工場を建設する。
×20回金賞を受賞したら、金賞酒は1.8Lで20万円。
△20回金賞を受賞したら、金賞酒は20Lで20万円。
×20回金賞を受賞したら、きゃりーぱみゅぱみゅの志太泉ライブ。
◎本命 〇対抗 △穴 ×大穴
The International Wine Calleage Sake division 2014 competition took place on the 14 and 15 April.
"Shidaizumi Tokubetu-Honjyouzo" won a silver madal in the IWC. and got remarkable commetes.
"very typical, benchmark Honjozo showing lovely freshness on the palate." "crisp and clean."" Very elegant."
インターナショナルワインチャレンジのSAKE部門の本醸造の部で
「志太泉 特別本醸造」がシルバーメダルを獲得しました。
http://www.sakesamurai.jp/iwc14_medal.html
志太泉酒造は、今年が初出品となります。
今年のインターナショナルワインチャレンジのSAKE部門は、【純米酒】【純米吟醸・純米大吟醸】【本醸造】【吟醸・大吟醸】【古酒】【スパークリング】【オーディナリー】の7部門に分かれています。
出品料も高額なので7部門もあるとどこにエントリーしていいか迷います。
【純米吟醸・純米大吟醸】【本醸造】の2部門にエントリーしました。
【純米吟醸・純米大吟醸】には、純米吟醸焼津山田錦をエントリーし、Commended(
メダルには至らなかったものの、一定の水準を満たしインターナショナルワインチャレンジが推奨する銘柄)となりました。
せっかくだから、調べてみました。
インターナショナルワインチャレンジのSAKE部門のトータル出品数は
2011年(468)⇒2012年(689)⇒2013年(583)⇒2014年(725)という増加傾向にあります。
金メダル獲得率は
2011年(7%)⇒2012年(3%)⇒2013年(4%)⇒2014年(5%)
概ね、上位5%位のお酒です。
銀メダル獲得率は(金・銀)
2011年(25%)⇒2012年(15%)⇒2013年(19%)⇒2014年(22%)
概ね、上位20%位のお酒です。
メダル獲得率は(金・銀・銅)
2011年(48%)⇒2012年(38%)⇒2013年(40%)⇒2014年(44%)
概ね、上位40~50%のお酒です。
という事は、それなりに評価されてるラインというのは、銀メダルくらいかなと思っています。