令和3年静岡県清酒鑑評会(吟醸酒の部、純米吟醸に部)入賞しました。
吟醸酒の部6位 純米吟醸酒の部12位となりました。
吟醸酒の部首位は磯自慢、純米吟醸の部首位は開運(敬称略)です。おめでとうございます。
さて、これだけと言ったらこれだけなのですが、それではせっかく見てくださった静岡酒ファン
の皆様もちょっと寂しいと思いますので
私が判断する差支えない範囲で鑑評会の少しだけ細かい情報を箇条書きでお知らせします。
※【推測】が入っていないものは事実です。
・例年は3月開催、今年はコロナの影響で5月開催
・【推測】例年は出品酒は生酒主体。今年は火入れ酒主体。
・例年より、今年の方が熟成が進んでいる。
・例年かすかに濁っている酒がある場合もあるが、今年はなかった。
・例年ガス感のある酒がある場合もあるが、今年はなかった。
・例年審査員は、静岡県外の審査員を含む。今年は全員静岡県内在住者で蔵元がほとんど。
・審査員は昨年までは、スポイトでお酒を自分のカップに注ぎ利き酒をしていた。
今年はの審査方法はこんな感じ 杜氏研究会を開催しました! - 静岡の地酒 静岡県酒造組合 (shizuoka-sake.jp)
・純米吟醸の部の方が出品数においても出品蔵元数においても吟醸酒の部より多い。
・【ここは特に推測】過去(平成初期以前)においては静岡県酒造業界関係者においては、吟醸酒の部の首位が最も称賛されるべき酒と思われていたが、現在はそういう意識は消滅し、吟醸酒の部も純米吟醸の部も同等という意識がある。
・各蔵は吟醸酒の部、純米酒吟醸酒の部においても2点まで出品できる。
・出品酒に酸度の制限はない。(酸が高くても低くても出品に制限はされない)
・出品は、静岡県酒造組合に所属している蔵の権利であって義務ではない。
・静岡県清酒鑑評会においては、極端に華やかな酒は評価されない。
(成分的に言うと酢酸イソアミルの香りが主体であり、カプロン酸エチルの香りは補完的である酒が良い評価をされる)
・【推測】したがって、全国新酒鑑評会の金賞酒の過半数は、静岡県清酒鑑評会においては良い評価とならない。
・【推測】すべての出品酒は新酒のはずである。
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