もう昔のことないなりましたが、サッカー女子のU-20代表の世界大会の試合は楽しくテレビで観戦しました。(3~4試合録画でみました)
この大会の前までは、京川、岩淵選手くらいしか知らず、U-20の年代にも
(岩淵選手はフル代表専念ではずれているらしい)
こんなにうまい選手がいることは知りませんでした。
この大会では、田中陽子選手が6得点で最も有名となりましたが、私は、柴田、藤田、土光選手はとても良かったと思います。
特に、柴田、藤田選手は、あまりにもお気に入りになってしまったので、今後も観戦するときえこひいきしてしまいそうなので注意したいです。
柴田選手は、香川的というか非常にせまい場所でのボールを有利に受けてそこから加速して局面を打開する場面が何度かありました。ボールを受けるための工夫、ボールコントロールのうまさ、あとはけっこう早めの前線でのチェックと運動量もあり素晴らしいです。
藤田選手は、相手の攻撃に対する初動がはやい。(よくわからんが、かなりの確率ではじめに対応してるかんじがするのでスペースに対する意識が強いかもしれない)一対一での守備で抜かれない、遅らせる事を確実。そこから、けっこうボールをとったり、ひろったりして攻撃につなげていました。
この二人の選手は、たぶん、接触という意味でのフィジカルを強化するのは、難しいと思うので、そこ以外を徹底的に強化してぜひ素晴らしい選手になったほしいです。
土光選手は、なんであんな後ろ(最終ライン)で相手をかわすのかなあと何度も思うのですが、とられないからよしでしょう。
あとの特徴は、吉田監督の前半選手替えです。(しかも得点で勝ってる時でもあった。そこは極端な例だけど、とにかく早めに選手交代する監督です。)
これは、あんまり他に例もみない采配です。今回の大会は3位という結果が出たのでよかったかもしれんが、失敗すればかなり批判されたでしょう。
テストマッチではなく、大きな大会では、けがのアクシデント等や刻々と変わる局面打開のための選手交代は後までとっておく采配が多いですが、いわば正反対です。
なんでかはよくわかりませんが、推測するに、システム的(あるいは選手の出来)にうまくいってない時は、選手交代でシステム(あるいは選手)を変えて、それで戦局を有利にして、優勢な時間帯の比率を高める。当然優勢な時間帯が多ければ、当然、得点の可能性は高まり、失点の可能性は低まる。それなら、優勢な時間帯を増やすには交代は早いに越したことはない。ということでしょうか?
もし、そうだとすれば、スポーツの試合にもストーリー性を重視するタイプには不都合な監督です。
もう、ひとつ試合に関係ないところでは、確か、元サッカー日本女子代表でよくテレビ解説
をしてる野田さんもどこかで書いていたともいますが(今検索しても出ないので間違っていたら訂正します)、ヤングなでしこをAKB的に売り込もうというテレビ(マスコミ)の取り上げ方が特徴です。
まず、仲田選手を推しメン化して、けがをしたら、今度は田中陽子選手、猶本選手を徹底的に推していました。田中、猶本選手は、非常に活躍したし、特に田中選手の異常なまでの攻撃性は結果ももたらしてます。但し、これだけ、なでしこが活躍しても、まだ女子サッカーはまだマイナースポーツであると思うので、そこで容姿という要素がマスコミ的に美味しいというのは、しかたないことだと思います。
たぶん、今のU-20のメンバーは、十分わかってると思います。若い子はそのあたりは非常に賢いので。
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