結論的に言って全国鑑評会で1位を発表したほうがよいと思う理由は
マスコミに媚びようがなんだろうが、少しでも、日本酒が話題になった方がいいんじゃないかとういう単純なものである。
全国鑑評会において(確率の高い仮定の話として)香りの高い大吟醸「××正宗」が全国1位受賞したとする。
その情報が、ある程度、成人非日本酒飲用者知れたとする。
その情報を受け取った成人非日本酒飲用者の内、①「××正宗」の金賞酒(あるいは大吟醸)、②「××正宗」のどれかの酒、③「日本酒全般」のいずれかを飲んでみよう行動に出るかもしれない。
①「××正宗」の金賞酒(あるいは大吟醸)を飲んだ人が
香りの高い大吟醸(純米大吟醸)を好きになる。
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伝統型の大吟醸(純米大吟醸)を好きになる。
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業界的な呼び名では中吟クラスを好きになる。
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純米酒を好きになる 本醸造酒を好きになる
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生もと、山廃等を好きになる 普通酒も好きになる
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最終的に全般的な日本酒フォロワーになる。(極めて楽観的なシナリオ)
別に順路はこうでなくてもかまわない。
②「××正宗」のどれかの酒 ③「日本酒全般」
についても、それなりの順路をたどってかなり確率は少ないが全般的な日本酒フォロワーになる。
まあ、自分で書いていてもナイーブすぎるシナリオである。
次回は、これに対する、きわめてよくある反論について。
①職場の忘年会のビンゴで金賞酒が当たる。
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②日本酒って、こんなにおいしいんだ!
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③利き酒師の資格を取得
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④えり子ちゃんと知り合う
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⑤湧登での日本酒会に初参加
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⑥日本酒の会その他、新しい世界を知る
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⑦今に至る。
金賞酒が当たるみおうさんも金賞酒が当たるビンゴも素敵ですね。
ルートとしては、理想的なひとつのかたちだと思います。