1月24日、「春の甲子園」とも称される、選抜高校野球大会に出場する、32チームが発表された。
神奈川の横浜高校が、秋の神宮大会で優勝し、関東・東京は出場枠が1増え、計7校になり、
東京からは予想どおり、秋の都大会優勝校の二松学舎大附と、同準優勝の早稲田実業が選出された。
我が母校日大三は、ベスト8で敗退したため、今年も候補には上がっておらず。
正直、秋大会の敗戦には慣れてしまった私だが、今年もやっぱり腹が立った。
前回の高校野球ブログでは、秋大会2回戦までをリポートしたので、その続きとなる3回戦=ベスト16からの2試合について語る。
書き始めたのが24日で、当日中に書き終えるつもりだったのだが、
振り返っているうちにだんだんムカついてきて、途中で飲みに行ったりしたので、投稿が今日になってしまった。
前回のおさらいとして、25年度チームの主な特徴を記載。
○例年同様、打撃主体のチームで下位打線でも長打が飛び出す。足を絡めた攻撃は少なく、フライや残塁が多いのも例年どおり。
○投手は背番号1の川上に、10近藤、11山口の右投手3名が主軸。左腕も18の細谷がいる。
○公式戦4試合でノーエラーだが、試合前練習や試合でのプレイを見た限り、これまた例年どおり、守備力もたいしたことはなさそう。
私の推し選手は、彼が登板するとチームに流れがくる、2年生投手の近藤と、1年生ながら99kgの巨漢で四番を打つ田中(諒)。
なお、2回戦の錦城戦は、背番号1の川上が、試合前だけでなく試合中も、まったく投球練習をしなかった。
3年前の矢後、昨年秋の谷亀もそうだったので、「またエースが故障か」と落胆したのだが、
3回戦の試合前練習では、元気な姿を見せてくれたのでひと安心。ただし、川上は結局、1回戦の日大鶴ヶ丘線以降は先発を任されず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/13/e3a986e9380415665806945c06f01587.jpg)
試合に出られないような大ケガではなさそうだが、何かあったのだろう。
3回戦の相手は駿台学園。先発投手は背番号10の左腕。三高は秋の本大会、3試合連続で左投手との対戦だ。
ただし、それほどスゴイ投手ではなく、3回に降板させると、後続の投手も四球や安打や失策があり大量失点。
三高は山口が先発し、6回1失点(自責点0)と試合を作り、7回は近藤がリリーフし、危なげなくコールド勝ち。
秋季東京都大会3回戦 日大三10-1駿台学園
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/63/143d633b0501cd52917f3ae1f2d2fd38.jpg)
試合後の挨拶。駿台学園は、付属中学の軟式野球部は強豪だが、部員は内部進学はせず、別の強豪校に進学してしまうらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/19/d28ff864eef355407340bddc1fae398b.jpg)
なお、4試合無失策だった守備陣は、初回の相手先頭打者のゴロをいきなりトンネル(嘆)。
スコアボードのE3が示すとおり、この試合は3エラー。やはり、前回ブログで「堅守」(笑)と、カッコワライを付けて正解だった。
迎えた準々決勝。相手は昨年の秋大会で、8-15と8回コールド負けを屈した二松学舎。
スコアを先に報告すると、秋季東京都大会準々決勝 日大三1-8二松学舎大附
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/b0/917028343f6a17f7b47bfb5920552961.jpg)
三高野球部史に残る、同じ対戦相手に2年連続のコールド負けである。
蛇足ながら、コールドゲームとは、雨天など何らかの理由があって、責任審判によって試合の終了が宣告された試合のことで、
私はガキの頃、cold gameだと思い込んでいたが、正しくは、宣告された試合→called gameとなる。
もっとも、私にとってこの敗戦は、凍てつく寒さに震えるかのごとく、怒りで震撼したcold gameであった。
二松学舎の先発は、またまた左腕の甲斐。背番号は9で公式戦初登板らしい。
私の目には、球速は120キロ程度で、特に鋭い変化球もなく、フォームも変則的ではない、いたって普通の投手に見えたので、
左腕を苦手とする(?)三高相手の奇襲起用かと思っていた。打順も、投手では珍しい二番だったし。
それでも、三高自慢の強力打線は打ちあぐね、バットには当てるものの、フライアウトの山を築く。
一方の二松学舎は、三高の先発山口に対し、フライではなく内野ゴロを放っていくと、
それが幸運なイレギュラーでのヒット(エラーっぽいのもあったが)になり、その走者が得点に繋がってしまう。
もうひとつ、この日三高は4個の死球を与えたが、中には、打者がよけずに身体をひねっただけに見えた投球もあった。
アンフェアなプレイだが、当たってでも塁に出る! という気迫を、球審も認めたのかもしれない。認めちゃアカンのだが。
不運な内野安打や死球により、山口は、毎回のようにピンチを迎えながらも1失点に抑えていたが、
5回に一死満塁のピンチを迎え、ラッキーボーイの近藤に交代。ところが、彼も押し出し四球で2点目を与えてしまう。
その裏三高は無得点。新チーム結成以来、初めて近藤の登板直後に得点が奪えなかった。
それでも、6回裏に三高が1点を返し、反撃ムードで迎えた7回表。
先頭打者死球、バントで二塁に進むと、ヒットとパスボールで3点目。その後も近藤が打ち込まれ、
さらに2点を失い、一死満塁となったところで、最近二試合で出番がなかった川上に交代。
さっき語ったように、本調子ではない予想される川上は、最初の打者に走者一掃の右越三塁打を浴び、7点差に。
7回裏の攻撃は、走者を出したが無得点に終わり、1-8で7回コールド負け。
二松学舎の甲斐は、三高相手に7回1失点の完投勝利を収めたが、なぜ打てなかったのか、今でも理由がわからない。
本当に好投手だったら、その後の試合でも起用するはずだが、結局、都大会も神宮大会でも、彼の登板機会はなかった。
最初の印象どおり、平凡な投手だったはずだし、私だけでなく三高ベンチも、「いつでも打てる」と侮ってしまったのか。
序盤、無策にポンポンと打ち上げたことで、気分良く投げさせてしまい、逆に三高打線は、焦りで余計な力が入ったかも。
結局、最後まで三振はひとつもなく、5回以降はようやくゴロを放つようになったが、時すでに遅し。
守りでは、イレギュラーの内野ゴロと死球判定は、これはもう不運だったとしか書きようがない。
ただ、死球過多により、内角攻めを避けざるを得なくなり、外角に集中したボールを狙い打たれた可能性はある。
結果的には完敗ではあったが、怠慢プレイがあったわけでもないし、選手たちを責める気はない。
それでも、繰り返しになるが、三高はコールドで敗れ去ったのである。
近年は、夏大会に照準を合わしているとはいえ、秋の都大会では、直近4年間で3度の屈辱である。
高校野球で、【全国区の名門校】が何校あるのかは、人によって意見が分かれるだろうが、
20世紀に春のセンバツで優勝、21世紀には夏の選手権大会を2度制した、日大三高もそのうちの一校だと私は誇っていたが、
4年間で3度もコールドで負ける高校は、もはや名門と呼べないのではないか。
その3度の敗戦、全試合ベンチにいた唯一の人間、三木監督の責任は大きい。
秋大会でのコメントは見つからなかったが、三木監督は、23年夏の甲子園や、24年夏の西東京決勝での敗戦後、
「選手はよくやった。勝たせてあげられなかった監督の責任です」のような内容の談話を残している。
戦前から甲子園に出ていた伝統校である、日大三高野球部の監督は、相当な重責がある役職と、私は位置づけしている。
少なくとも、オーナーの気まぐれで即交代させられる、楽天イーグルスの監督よりは、よっぽど価値があるだろう。
そんな重責を担う方には、「監督の責任」という自身の発言にも責任を持ってほしい。
口だけで一切責任を取ろうとしない、ダメな政治家と同じでは困るのである。
監督に対しての「責任を取れ」は、当然、退任を求めているのではない。
野球チームだけでなく、企業や組織でも、大きな失敗をしたら、原因の追究と対策の考案に尽力し、二度と失敗しないよう努力をする。
三木監督は、一昨年の二松学舎戦のコールド負けには、とある雑誌のインタビューで
「私にとっても屈辱的な結果」で、「この結果を受け止めて、未来を変えていくしかない」とコメントしたが、
同じ過ちを繰り返さないよう、じゅうぶんな追究及び対策に時間を費やしたのだろうか。
選手たちは、ジュースやお菓子、スマホも夜遊びも禁じられ、日々、野球のトレーニングに没頭している。
それを課している、監督やコーチたちは、部員と同様の努力をしているのか。
マネジメントやコーチングについて学んだりせず、毎年同じことを繰り返しているだけではないのか。
私は、三高野球部の寮に入ったこともないし、関係者に取材したこともないので、指導者側の努力不足を断定することはできないが、
昨年と今年の結果だけを見たら、努力はしていないだろうし、しているとしたら、方法が間違っているはず。
二松学舎戦の試合後、球場内で常連観戦者たちと会話していたとき、たまたま、帰りのバスに乗り込む監督と助監督を見かけた。
大敗後にもかかわらず、関係者らしき方と、薄ら笑いを浮かべて会話しているふたりを見て、悔しさが増幅したのを覚えている。
敗戦後、もし部員が笑顔を見せたら、間違いなく恫喝されるだろうし、ちょっと前の時代ならば(以下自主規制)。
無論、敗戦後でも知人とは普通に会話を交わすのも、立派な大人の対応といえるし、完全否定はできないが…。
ちなみに、前任の小倉監督も、敗戦後に球場から出てきた際は、苦笑いというか柔和な表情を見せたことはあったかもしれないが、
夏大会を除き、控室では部員たちに対し、厳しい指導(←言葉選んでるよ)を行なっていた時期もあった。
批判ばかりで重苦しいので、最後にちょっと和むような画像を挿入。もはや手遅れかもしれないが(苦笑)。
八王子球場で行われた、3回戦の帰りに、八王子駅近くの「都まんじゅう」を購入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b7/8e18a84020d363c76ce576eba1092c62.jpg)
1個50円くらいで、まとめて買うと少し安くなる。画像はないけど、中身は白あんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/70/8d0006a3efbf40bbf5aeb6c4f8e3dc28.jpg)
長年、都まんじゅうが店名だと思い込んでいたが、屋号は『つるや製菓』らしい。
都まんじゅうは、八王子名物のひとつだが、三高にとって秋のコールド負けが、名物というか、季節の風物詩にならないことを願う。
不満を述べたが、私は今後も三高野球部を応援するし、公式戦はなるべく、球場で生観戦するつもりだ。
先述の近藤や田中の他、楽しみな選手は多いし、夏の甲子園を狙えるチームだと信じているので、
春の都大会でも頑張ってほしい。昨年チームが逃した夏のシード権獲得=ベスト16進出が最低のノルマだ。
三木監督やコーチ陣には、選手たちをしっかり鍛え直し、高校野球ファンが「やっぱり三高は強い!」と感嘆し、
私が「失礼なコトを書いて申しわけない!」と謝罪するような、素晴らしいチームを作り上げてほしいものである。
神奈川の横浜高校が、秋の神宮大会で優勝し、関東・東京は出場枠が1増え、計7校になり、
東京からは予想どおり、秋の都大会優勝校の二松学舎大附と、同準優勝の早稲田実業が選出された。
我が母校日大三は、ベスト8で敗退したため、今年も候補には上がっておらず。
正直、秋大会の敗戦には慣れてしまった私だが、今年もやっぱり腹が立った。
前回の高校野球ブログでは、秋大会2回戦までをリポートしたので、その続きとなる3回戦=ベスト16からの2試合について語る。
書き始めたのが24日で、当日中に書き終えるつもりだったのだが、
振り返っているうちにだんだんムカついてきて、途中で飲みに行ったりしたので、投稿が今日になってしまった。
前回のおさらいとして、25年度チームの主な特徴を記載。
○例年同様、打撃主体のチームで下位打線でも長打が飛び出す。足を絡めた攻撃は少なく、フライや残塁が多いのも例年どおり。
○投手は背番号1の川上に、10近藤、11山口の右投手3名が主軸。左腕も18の細谷がいる。
○公式戦4試合でノーエラーだが、試合前練習や試合でのプレイを見た限り、これまた例年どおり、守備力もたいしたことはなさそう。
私の推し選手は、彼が登板するとチームに流れがくる、2年生投手の近藤と、1年生ながら99kgの巨漢で四番を打つ田中(諒)。
なお、2回戦の錦城戦は、背番号1の川上が、試合前だけでなく試合中も、まったく投球練習をしなかった。
3年前の矢後、昨年秋の谷亀もそうだったので、「またエースが故障か」と落胆したのだが、
3回戦の試合前練習では、元気な姿を見せてくれたのでひと安心。ただし、川上は結局、1回戦の日大鶴ヶ丘線以降は先発を任されず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/13/e3a986e9380415665806945c06f01587.jpg)
試合に出られないような大ケガではなさそうだが、何かあったのだろう。
3回戦の相手は駿台学園。先発投手は背番号10の左腕。三高は秋の本大会、3試合連続で左投手との対戦だ。
ただし、それほどスゴイ投手ではなく、3回に降板させると、後続の投手も四球や安打や失策があり大量失点。
三高は山口が先発し、6回1失点(自責点0)と試合を作り、7回は近藤がリリーフし、危なげなくコールド勝ち。
秋季東京都大会3回戦 日大三10-1駿台学園
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/63/143d633b0501cd52917f3ae1f2d2fd38.jpg)
試合後の挨拶。駿台学園は、付属中学の軟式野球部は強豪だが、部員は内部進学はせず、別の強豪校に進学してしまうらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/19/d28ff864eef355407340bddc1fae398b.jpg)
なお、4試合無失策だった守備陣は、初回の相手先頭打者のゴロをいきなりトンネル(嘆)。
スコアボードのE3が示すとおり、この試合は3エラー。やはり、前回ブログで「堅守」(笑)と、カッコワライを付けて正解だった。
迎えた準々決勝。相手は昨年の秋大会で、8-15と8回コールド負けを屈した二松学舎。
スコアを先に報告すると、秋季東京都大会準々決勝 日大三1-8二松学舎大附
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/b0/917028343f6a17f7b47bfb5920552961.jpg)
三高野球部史に残る、同じ対戦相手に2年連続のコールド負けである。
蛇足ながら、コールドゲームとは、雨天など何らかの理由があって、責任審判によって試合の終了が宣告された試合のことで、
私はガキの頃、cold gameだと思い込んでいたが、正しくは、宣告された試合→called gameとなる。
もっとも、私にとってこの敗戦は、凍てつく寒さに震えるかのごとく、怒りで震撼したcold gameであった。
二松学舎の先発は、またまた左腕の甲斐。背番号は9で公式戦初登板らしい。
私の目には、球速は120キロ程度で、特に鋭い変化球もなく、フォームも変則的ではない、いたって普通の投手に見えたので、
左腕を苦手とする(?)三高相手の奇襲起用かと思っていた。打順も、投手では珍しい二番だったし。
それでも、三高自慢の強力打線は打ちあぐね、バットには当てるものの、フライアウトの山を築く。
一方の二松学舎は、三高の先発山口に対し、フライではなく内野ゴロを放っていくと、
それが幸運なイレギュラーでのヒット(エラーっぽいのもあったが)になり、その走者が得点に繋がってしまう。
もうひとつ、この日三高は4個の死球を与えたが、中には、打者がよけずに身体をひねっただけに見えた投球もあった。
アンフェアなプレイだが、当たってでも塁に出る! という気迫を、球審も認めたのかもしれない。認めちゃアカンのだが。
不運な内野安打や死球により、山口は、毎回のようにピンチを迎えながらも1失点に抑えていたが、
5回に一死満塁のピンチを迎え、ラッキーボーイの近藤に交代。ところが、彼も押し出し四球で2点目を与えてしまう。
その裏三高は無得点。新チーム結成以来、初めて近藤の登板直後に得点が奪えなかった。
それでも、6回裏に三高が1点を返し、反撃ムードで迎えた7回表。
先頭打者死球、バントで二塁に進むと、ヒットとパスボールで3点目。その後も近藤が打ち込まれ、
さらに2点を失い、一死満塁となったところで、最近二試合で出番がなかった川上に交代。
さっき語ったように、本調子ではない予想される川上は、最初の打者に走者一掃の右越三塁打を浴び、7点差に。
7回裏の攻撃は、走者を出したが無得点に終わり、1-8で7回コールド負け。
二松学舎の甲斐は、三高相手に7回1失点の完投勝利を収めたが、なぜ打てなかったのか、今でも理由がわからない。
本当に好投手だったら、その後の試合でも起用するはずだが、結局、都大会も神宮大会でも、彼の登板機会はなかった。
最初の印象どおり、平凡な投手だったはずだし、私だけでなく三高ベンチも、「いつでも打てる」と侮ってしまったのか。
序盤、無策にポンポンと打ち上げたことで、気分良く投げさせてしまい、逆に三高打線は、焦りで余計な力が入ったかも。
結局、最後まで三振はひとつもなく、5回以降はようやくゴロを放つようになったが、時すでに遅し。
守りでは、イレギュラーの内野ゴロと死球判定は、これはもう不運だったとしか書きようがない。
ただ、死球過多により、内角攻めを避けざるを得なくなり、外角に集中したボールを狙い打たれた可能性はある。
結果的には完敗ではあったが、怠慢プレイがあったわけでもないし、選手たちを責める気はない。
それでも、繰り返しになるが、三高はコールドで敗れ去ったのである。
近年は、夏大会に照準を合わしているとはいえ、秋の都大会では、直近4年間で3度の屈辱である。
高校野球で、【全国区の名門校】が何校あるのかは、人によって意見が分かれるだろうが、
20世紀に春のセンバツで優勝、21世紀には夏の選手権大会を2度制した、日大三高もそのうちの一校だと私は誇っていたが、
4年間で3度もコールドで負ける高校は、もはや名門と呼べないのではないか。
その3度の敗戦、全試合ベンチにいた唯一の人間、三木監督の責任は大きい。
秋大会でのコメントは見つからなかったが、三木監督は、23年夏の甲子園や、24年夏の西東京決勝での敗戦後、
「選手はよくやった。勝たせてあげられなかった監督の責任です」のような内容の談話を残している。
戦前から甲子園に出ていた伝統校である、日大三高野球部の監督は、相当な重責がある役職と、私は位置づけしている。
少なくとも、オーナーの気まぐれで即交代させられる、楽天イーグルスの監督よりは、よっぽど価値があるだろう。
そんな重責を担う方には、「監督の責任」という自身の発言にも責任を持ってほしい。
口だけで一切責任を取ろうとしない、ダメな政治家と同じでは困るのである。
監督に対しての「責任を取れ」は、当然、退任を求めているのではない。
野球チームだけでなく、企業や組織でも、大きな失敗をしたら、原因の追究と対策の考案に尽力し、二度と失敗しないよう努力をする。
三木監督は、一昨年の二松学舎戦のコールド負けには、とある雑誌のインタビューで
「私にとっても屈辱的な結果」で、「この結果を受け止めて、未来を変えていくしかない」とコメントしたが、
同じ過ちを繰り返さないよう、じゅうぶんな追究及び対策に時間を費やしたのだろうか。
選手たちは、ジュースやお菓子、スマホも夜遊びも禁じられ、日々、野球のトレーニングに没頭している。
それを課している、監督やコーチたちは、部員と同様の努力をしているのか。
マネジメントやコーチングについて学んだりせず、毎年同じことを繰り返しているだけではないのか。
私は、三高野球部の寮に入ったこともないし、関係者に取材したこともないので、指導者側の努力不足を断定することはできないが、
昨年と今年の結果だけを見たら、努力はしていないだろうし、しているとしたら、方法が間違っているはず。
二松学舎戦の試合後、球場内で常連観戦者たちと会話していたとき、たまたま、帰りのバスに乗り込む監督と助監督を見かけた。
大敗後にもかかわらず、関係者らしき方と、薄ら笑いを浮かべて会話しているふたりを見て、悔しさが増幅したのを覚えている。
敗戦後、もし部員が笑顔を見せたら、間違いなく恫喝されるだろうし、ちょっと前の時代ならば(以下自主規制)。
無論、敗戦後でも知人とは普通に会話を交わすのも、立派な大人の対応といえるし、完全否定はできないが…。
ちなみに、前任の小倉監督も、敗戦後に球場から出てきた際は、苦笑いというか柔和な表情を見せたことはあったかもしれないが、
夏大会を除き、控室では部員たちに対し、厳しい指導(←言葉選んでるよ)を行なっていた時期もあった。
批判ばかりで重苦しいので、最後にちょっと和むような画像を挿入。もはや手遅れかもしれないが(苦笑)。
八王子球場で行われた、3回戦の帰りに、八王子駅近くの「都まんじゅう」を購入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b7/8e18a84020d363c76ce576eba1092c62.jpg)
1個50円くらいで、まとめて買うと少し安くなる。画像はないけど、中身は白あんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/70/8d0006a3efbf40bbf5aeb6c4f8e3dc28.jpg)
長年、都まんじゅうが店名だと思い込んでいたが、屋号は『つるや製菓』らしい。
都まんじゅうは、八王子名物のひとつだが、三高にとって秋のコールド負けが、名物というか、季節の風物詩にならないことを願う。
不満を述べたが、私は今後も三高野球部を応援するし、公式戦はなるべく、球場で生観戦するつもりだ。
先述の近藤や田中の他、楽しみな選手は多いし、夏の甲子園を狙えるチームだと信じているので、
春の都大会でも頑張ってほしい。昨年チームが逃した夏のシード権獲得=ベスト16進出が最低のノルマだ。
三木監督やコーチ陣には、選手たちをしっかり鍛え直し、高校野球ファンが「やっぱり三高は強い!」と感嘆し、
私が「失礼なコトを書いて申しわけない!」と謝罪するような、素晴らしいチームを作り上げてほしいものである。