syuの日記・気まま旅

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山形市内に残る城跡

2014-01-07 | 気まま旅

山形城は、最上公の名前が全面に、鳥居忠政公の名前は、悪いイメージになっている。

「鳥居忠政」公供養の宝篋印塔は、概説平市史にこの宝篋印塔についての記載があるが、二十四万石に加増されての山形移封であったが、実額は二十四万石には達せず、山寺の領地を侵掠したり、銘木を伐採したり、殺生の禁を犯したりしたという。
時の山寺の住職一相坊円海は幕府へ訴え出るが省みられず、更に本山へ訴えるも要領を得ず、滝の原の大瀑の不動尊(秋保大滝の不動尊)へ
祈ること三七日(21日間)、忠政公は俄かに病にて亡くなる、という内容のことが記されている。
そこには更に、嫡男、伊賀守忠恒、家老及び弟の中沢越中守忠盛、姉婿酒井宮内大輔忠勝等と諮り、山寺と和睦所領若干を寄附し、忠政の墓を山寺に建立したという旨のことが続いている。

家光に人格を認められた「保科正之」は26歳にして最上山形二十万石を与えられ、高遠から多くの家臣を連れて山形へ移ります。
ここから政治家としての本領発揮となるわけですが、自分を育ててくれた高遠保科家の重臣たちが手足となって正之を助けます。
最初の仕事は洪水や凶作などで苦しむ領民を救うことでした。この頃から幕政に参画するようになる。
武家諸法度改定にも。 33歳の時に山形から会津二十三万石へ転封。

「職人の町・鉄砲町」職人たちは、外資を獲得する努力をしなければならなかった。そのために、城主は諸役免除を与え、御免町といわれた。
鉄砲町などは、外敵防止を兼ねて、城下町の出入口に定め、八日町などの旅篭町のある町、寺社の多い所に、大工町。


「六椹観音」は、山号、六椹山・宗福院。宗派 天台宗、聖観世音菩薩・勢至菩薩(伝 行基作)、最上第八番霊場

    

「光姫伝説」
・・・・。 重い足を引きずって、空しく帰途についた荒王は、ある茶店で足を止めた。
見れば、田舎の百姓伜に似つかわしくない品のある顔立ちの子供がいる。よくよく見れば、姫君に似ているではないか。
そこで、権三郎に会って問いただした結果、姫の隠し子、「若松君」であることが判明する。
荒王と姫の会遇、その後の城中の出来事、姫の身の上話、さらに荒王が殿・頼宗に吉報の早馬となり、事態は一変する。
祖父と孫の対面は、まことに劇的であった。
迎えの乗り物には、光姫、若松君、乳母、尼が乗り、行列を組んで山形に向かう。
古文書には「追立て弓台傘、立笠、大鳥毛、対の鎗、鋏箱、殿のお馬はさひ月毛、四つ白、月ひたへ、当世時めく長羽織、振り手の衆がお供なり。・・・・・・」と記して、その見事さをのべている。 この若松君がのちの六代目最上義春と伝えられている。

最上33観音巡礼霊場札所の一番が「若松」からスタートする。
    

山形城主最上頼宗(最上家四代満家の子)の娘、光姫が夢の中で三十三観音の霊場を 感じて巡礼したことから最上三十三観音巡礼が始まり、若松寺が第一番札所になったとの伝説。

最上第八番霊場   六椹山・宗福院          本殿


「法恩寺」 曹洞宗の寺    市八日町2
    

「龍宝院」    真言宗醍醐派の寺    市鉄砲町1
  

「法喜山・玄妙寺」           市八日町2
  

「宝光寺」
宝光院は、天台宗の寺、826年、慈覚大師が中野(現在山形市)に開山したと伝え、今もその跡が残っていると云う。
1601年に、最上義光が現在地に移建して、寺領278石を寄進した。
寺領は、その後、1648年、将軍徳川家光から御朱印状によって安堵された。
    

現在の本堂は、書院造りの建物で、旧山形城内の御殿の一部と伝えられる。
建物は、最上氏の後に山形城主となった鳥居忠政が、山形城を改築の際、最上氏ゆかりの寺々に建物を下付したと伝えられていたが、
最近の解体修理の際に、江戸初期の建物を、1688年に移建したものであることが判明した。
内部の杉戸絵も、江戸初期の寛永頃のものと見られている。

鳥居忠政が城改築の際、書院杉板戸・欄間を移築そいている。 両足そろいの仏足石がある。


「三の丸吹張口」
三の丸吹張口は、11口の南端の門、二の丸南追手門からの道、土塁と堀跡が約60mの長さに渡り残っている。
その一つ


正楽寺の阿弥陀板碑は山形市役所の南西方、山形駅前の正楽寺にある。板碑は延文2年(1357)の銘があり、斯波兼頼が山形城を築いた年ともいわれている。県指定の文化財。

駅前で地元の野菜市が開かれていた。


「正楽寺」は、天台宗の寺で本尊は阿弥陀如来、子の権現とも呼ばれている。

山形百八地蔵尊の第27番霊場でもある。     本殿  


大きな山形城も北条の小田原城も、城敷地に鉄道が通り分断されている。

次回は、上山温泉方面へ。