「特定健診」をおよそ10年ぶりに

　毎年、交野市医療保険課から「特定健診受診券」が送られてくるが、約10年前に受診したきりご無沙汰していた。仕事をしていた時は年に一度の定期検診があり、いつも中性脂肪に関わる数値の高さを指摘され指導を受けた。自分なりには努力したがいっこうに効果が出なかった。退職後に受診した「特定健診」でも同じことを医師から言われウンザリしてしまい、「もういいや」と特定健診をスルーしてきた。

　暴飲暴食、不規則な生活を慎み、適度な運動を継続するということを心がけるしかないと半ば開き直った気持ちだった。周りからは、１年に１回くらい制度を利用して自分の体をチェックしたほうが良いのでは？というアドバイスもいただいたが、ズルズルと１０年が過ぎた。

　70歳を過ぎて、ジムで運動前に測定する血圧の値に変化が出てきた。若い時から身長の割には血圧が低いのと違うか？ということをよく言われてきて、最高血圧がだいたい110～120で推移してきた。しかし、ここ2年ばかりは数値が20ほど高くなってきた。

　周りにいる自分と同年代の人の様子を見ていると、一度客観的な数値で自分をチェックする時期にさしかかったのかなと思うようになった。そんな時に、「特定健診を受けましょう」というハガキが届いたので予約をした。

　一番の関心事は、10年余り自分なりに中性脂肪を意識した生活を送ってきたことがどう数値として出てくるか？ということである。もう一つは、体重に関しては毎日のように測定しているが、身長は10年あまり測定したことがない。とりあえず尋ねられたら182cmと答えているが、どうなのか？である。加齢とともに背が縮んだという話をよく聞くので、今の値を知りたい。ということである。

　当日は、コロナ、インフルエンザの流行が収まっていないため分散して受付をするため１０時３０分に来るように指定された。血液検査のため当然朝食抜きである。３食規則正しく食べるという生活を心がけてきたので、朝、６時に目覚めてからの生活がリズムに乗れずストレスを感じた。

　会場までは自転車で10分ほどで行けるので家で過ごす4時間あまりはとても長く感じた。会場の独特の雰囲気に緊張したのか血圧が90・１４０というガイドラインに到達してしまい、指導を受けることになった。ジムでも最高は１４０になることはあったが、最低は７５～８５ぐらいをキープしていたので少々驚いた。経過観察ということになった。

　身長は、180.5cmだった。これからしばらくは181cmと言って暮らしていこう。

　血液検査の結果は１ヶ月後に郵送されるというので楽しみにしておこう。今年の締めくくりは「特定健診の結果」となるのかな。それによって新年の生活をどうするかを考えることになる。