秋のドラマは5本ほど見ている。その中で一番のお気に入りが、10月7日(土)夜9時~9時55分にBSテレ東で始まった「たそがれ優作」である。北村有起哉演じる主人公・北見優作は、バイプレイヤーとしての地位を築いた五十代の俳優、撮影後は酒場へと繰り出す日々の中、訪れる店で酒を酌み交わす魅力的なマドンナ達に毎度心惑わされながら食って、呑んで、ふられて、呑むという、とぼけた中年男性の悲哀と色気、コミカルでシリアス、たそがれた背中、母性本能をくすぐるちょっと情けないオジサンが繰り広げる“たそがれ”ストーリーである。
このドラマ、これまでに見たいろいろなドラマ、映画のシーンを彷彿させるものが散りばめられていて思わずニンマリする。構成がよく計算されていて嫌味のない洒落たものになっている。優作と毎回登場するマドンナとのやりとりは「寅さんシリーズ」、実在のお店で出される味を話題にしながらのマドンナとの展開や、ドラマに登場する料理店の情報や職人技の紹介などは「孤独のグルメ」、撮影現場のシーンは劇中劇の面白さなど懐石料理のように楽しむことができる。
11日(土)に放映された第6話「厚焼きタマゴサンドのロマンス」の録画を今日、ゆっくりと見た。第1話から第5話までとは色合いを変えたものであった。
マドンナを巡る展開も面白いが、私が一番好きなのは最後の一場面。必ず立ち寄るBAR「ともしび」の坂井真紀演じるママ茜とのやりとりである。
「はぐれ刑事純情派」の安浦とバー「さくら」の眞野あずさ演じるママとのシーンを思い起こさせる。それよりももっと短いやりとりだがドラマがピシッと引き締まる。「なに たそがれてるの」という決めぜリフの声と間が絶品である。
第6話は、これまでより少し長いやりとりとなった。最後にママ茜がカウンターの花に水をあげるシーンで優作が花の名前を尋ね、茜が「ゼラニューム」と応じ、続いて優作が「赤い花のゼラニュームの花言葉は?」と尋ねる。しばらく間を置いて「教えない」で終わるのだが、二人のやりとりは絶妙だった。
ドラマでは明かされなかった花言葉が気になったので調べてみた。ゼラニューム花の色によって花言葉が違うみたいだ。
赤は「君がいて幸せ」、 ピンクが「決意」、白が「あなたの愛を信じない」、黄が「予期せぬ出会い」
第7話のマドンナは私の好きな田畑智子のようだ。役どころは優作の高校時代の憧れの人。楽しみにしている。
このドラマ、これまでに見たいろいろなドラマ、映画のシーンを彷彿させるものが散りばめられていて思わずニンマリする。構成がよく計算されていて嫌味のない洒落たものになっている。優作と毎回登場するマドンナとのやりとりは「寅さんシリーズ」、実在のお店で出される味を話題にしながらのマドンナとの展開や、ドラマに登場する料理店の情報や職人技の紹介などは「孤独のグルメ」、撮影現場のシーンは劇中劇の面白さなど懐石料理のように楽しむことができる。
11日(土)に放映された第6話「厚焼きタマゴサンドのロマンス」の録画を今日、ゆっくりと見た。第1話から第5話までとは色合いを変えたものであった。
マドンナを巡る展開も面白いが、私が一番好きなのは最後の一場面。必ず立ち寄るBAR「ともしび」の坂井真紀演じるママ茜とのやりとりである。
「はぐれ刑事純情派」の安浦とバー「さくら」の眞野あずさ演じるママとのシーンを思い起こさせる。それよりももっと短いやりとりだがドラマがピシッと引き締まる。「なに たそがれてるの」という決めぜリフの声と間が絶品である。
第6話は、これまでより少し長いやりとりとなった。最後にママ茜がカウンターの花に水をあげるシーンで優作が花の名前を尋ね、茜が「ゼラニューム」と応じ、続いて優作が「赤い花のゼラニュームの花言葉は?」と尋ねる。しばらく間を置いて「教えない」で終わるのだが、二人のやりとりは絶妙だった。
ドラマでは明かされなかった花言葉が気になったので調べてみた。ゼラニューム花の色によって花言葉が違うみたいだ。
赤は「君がいて幸せ」、 ピンクが「決意」、白が「あなたの愛を信じない」、黄が「予期せぬ出会い」
第7話のマドンナは私の好きな田畑智子のようだ。役どころは優作の高校時代の憧れの人。楽しみにしている。